| ecbeing導入の背景 |
Mr.Childrenの櫻井和寿さん、音楽プロデューサーの小林武史さん、そして世界的な音楽家である坂本龍一さんの3名を中心に、「可能性ある新しい未来をつくろうとしている環境プロジェクトに融資を行う」ことを目的に設立された「ap bank」。
そのap bankがコンセプトプロデュースを行う、環境への「実践の場」を提供するため立ち上げたkurkku(クルック)は、2006年、インターネットを通じて生産者と消費者、環境問題を理想的な形で結びつけるためのプロジェクトを開始しました。そのプロジェクト――オンラインショップの構築のため選ばれたのが、ecbeingでした。 |
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なぜオンラインショップを始めようと考えたのですか? |
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まずはkurkkuについて簡単にご説明します。私たちは多くの人たちが環境について真剣に考え、よりよい未来に向けて何をやっていけるか、具体的な『実践の場』をつくり取り組んでみようという思いで誕生しました。「こういう風に生活し、こういうものを使って、こういうものを食べたら、環境にも人にも優しい生き方ができるんだ」という具体的な提案として、グッズの販売やレストランの運営、ワークショップなどの活動を行っています。
ただ実際の店舗を通じて、あるいはイベントを通じて提案できる規模には限界があります。そこで考えたのがオンラインショップでした。ネットであれば場所に関係なく、多くの人にアクセスしてもらえ、また実際のショップなどでは説明しきれないことも丁寧に紹介できます。中長期的な視点に立ったとき、オンラインショップの重要性は高いと判断し、始めるにいたりました。 |
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ecbeingを選ばれた理由をお聞かせください。 |
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オンラインショップを作るにあたって、まず私たちがしたことは、構築をお任せできる企業を探すことでした。ウェブなどで調べる中、候補にあがった複数社の中の1つがソフトクリエイトでした。
その中から1社を選ぶ際に重要視したのは、プロジェクト管理能力やサーバなど性能スペックなど基本的なことに加え、どれだけカスタマイズに対応してくれるかでした。
私たちの提供する商品は、世の中に出回っている商品よりも、環境面での配慮や何故それを選んでいるかなど、説明を必要とするものが多くあります。したがって、「これはパッケージのサービスなので、ここのカスタマイズはできません」と言われると、こちらが意図していることが100%伝わらないケースが出てきて、困ったことになります。
ECサイト構築パッケージは、大きく分けると2種類あります。ひとつはASP型、もう一つは作りこみが可能な専有型。ソフトクリエイトのecbeingは後者であり、その他様々な要件鑑みてもベストと考え、お任せすることに決めました。 |
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オンラインショップを立ち上げ、運営されることで苦労されたことはありますか? |
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クルックはap bankという大きな母体があるため、そこからたくさんの人が興味をもってサイトを見てくださいます。特にap bankが運営するコンサートやイベントがあると、一気にトラフィックがあがります。
開発にあたってソフトクリエイトには一番厳しいトラフィック想定を提示していました。「このトラフィック量を耐えられればとりあえず落ちることはないだろう」という数値を元にきちんと構築してもらったため、事実今まで安定して運用を続けられています。サーバやアプリケーションのスケーラビリティについては、とても安心しています。またサイトは大丈夫でも、在庫管理や注文管理、顧客管理など、注文件数が増えれば増えるほど、管理が大変になってきます。お客様の満足度を保ってサービスを続けていく管理体制には細心の注意を払って運営しています。
また運営をして気がついたのですが、最近ではケータイからアクセスされる方が予想以上に多いのです。QRコードなどを通じて、おおよそ50%くらいの人がケータイからアクセスしています。今後、こちらの内容も充実させていきたいです。 |
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オンラインショップを立ち上げ、何が変わりましたか? |
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オンラインショップも含め、クルックの活動全体を通じて、お客様の意識が変わりつつあるのを実感しています。はじめは「環境のことなんで、真剣に話すのは恥ずかしい」と思っていた人たちが、今では照れも気負いもなく「地球のために何ができるか」を考え、意識を共有し始めてくれています。特にオンラインショップは実店舗に比べてじっくり自分のペースで閲覧し、商品にかかれた様々な説明や意図がきちんと伝わっているのではないでしょうか。そろそろ次の段階、意識の次の、より具体的な実践のフェーズへと移りつつあるのかもしれません。
あと、ネットの双方向性が生きて、お客様から「こういう商品を増やしてほしい」「レビュー機能がほしい」「グッズの使用感がわかるようにしてほしい」などレスポンスが得られるようになりました。こちらも可能な範囲、答えられるようがんばっていきたいです。 |
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今後の展望についてお聞かせください。 |
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情報の伝え方に、もっとこだわっていきたいです。お店では「この商品のここがいいですよ」と一人一人に説明するのは難しいモノでも、ネットだと写真を使ったり、十分な説明を記入することでことで、伝えたい内容をきちんと紹介することができます。「この商品にはこんなストーリーがあるんだ」と実感してもらえるようなサイトを構築していきたいです。
ところで「環境」をテーマにしていると、どうしても「モノを売る」という行為が矛盾しているように思われがちです。でも、たとえば無農薬のオーガニックコットン製品がたくさん売れれば、生産者が潤い、賛同する人も増え、結果的に無農薬農法が広まり環境が良くなります。こういった流れがしっかりとできていれば、「環境をよくするためにモノを売る」ということはなんら矛盾しません。
私たちはそのように、生産者と消費者、環境が全体でいい形になれる架け橋でありたいと願っています。「環境にこんないいことをしました、終わり」ではなく、ひとつのことが別のことにつながり、どんどん輪が広がって、みんなが幸せになれるストーリーを描きたいのです。
誰もが気軽にアクセスできるインターネットであれば、それは実現可能だと思います。これからもソフトクリエイトさんと協力しながら、よりよいサイト運営をしていきたいと考えています。 |