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unico新レーベルunico Thumb 〜ブランドストーリーズ第1章〜

公開日:

新たな価値、ユーザーへの世界観の共有、社会へのメッセージ。
その企業にとってブランドやレーベルとはなんなのか?
我々が普段目にすることのない、ブランドやレーベルの立ち上げに
今回はフォーカスを当ててみたいと思う。

新たな価値、ユーザーへの世界観の共有、社会へのメッセージ。

その企業にとってブランドやレーベルとはなんなのか?


我々が普段目にすることのない、ブランドやレーベルの立ち上げに
今回はフォーカスを当ててみたいと思う。

株式会社ミサワは
雑貨やオリジナル家具の企画の取り扱いをする企業だ。

家具を企画する、販売する。というのは、その家具で生活をする消費者の世界観を作るという事だと私は考える。

北欧系の家具、日本の伝統家具。先進的なデザイナー家具そこには過去からの伝統や、その国々の成り立ちや文化、そして新たなアイディアやチャレンジが多く反映されている。

人生の多くをそして、人生の中で最もリラックスした時間を過ごすのは多くの人の場合自宅ではないだろうか。

その自宅を自分が過ごしやすい、そしてリラックスできる空間にコーディネートするのは一種の趣味に近い趣もあり、その人の人生観すらそこに感じるものがある。



生活感を排除した空間を好む人。
ビンテージ感をだした古くからの家具を好む人。
最新のデジタル家具を好む人。

今や、家具を中心としたその部屋や家の空間作りも多種多様化しているのである。

そんな、我々の毎日にあたりまえに存在する家具。

その家具を中心とした展開をするunicoが、今年新たなブランドを立ち上げた。

そのブランドは unico Thumb(サム)。
親指という意味の言葉である。

unico Thumbのコンセプトは「リーズナブルで楽しくくらせればいいのかも。」
この根底にあるのはある種の“ゆるさ”である。

unicoがこの新型コロナ禍の2020年7月に“ゆるさ”をコンセプトに立ち上げたunico Thumb。

俄然興味が沸いた為、早速責任者である、株式会社ミサワの大久保健吾氏に連絡をとり、色々と聞いてみることにした。

unico Thumbの求める方向性とは?


unicoを運営する株式会社ミサワのポリシーはこうだ。

『自分が自分らしくいられる時間』
『肩の力を抜いて心からリラックスできる空間』
『そんな日々の暮らしを楽しむこと』

私はこの企業ポリシーはunico Thumb。そのままでないかと感じた。

unicoとunico Thumb。その違いと、求めている方向性はなんなのか。
そして、このブランド立ち上げにはどういう思いがこもっているのか。

新しいサービスやブランドを立ち上げる時、そこには人の熱意が必ず存在する。
その熱意がゆるさに昇華されたときどのような形で具現化されたのか。

unico Thumbの誕生秘話からその熱量まですべてをここで伝えたいと思う。

大久保健吾氏とは彼が前職にいるときからの付き合いなので、かれこれ7〜8年にはなるだろうか。

現在では、unicoの通販サイトの責任者をおこなっており、今回のunico Thumb。の仕掛人でもある。

とても物事の判断をストイックに行い、そして自身の守備範囲である通販だけでなく、店舗を巻き込んだ顧客戦略を考えるなど、これからの通販事業において重要なデジタルとアナログの境界線を持たないオムニチャネルネイティブ脳を持っている人物である。

そんな彼に、捻くれた私は少し意図をぼかして聞いてみた。

“unico Thumb”は消費者に何を提供するのか。


株式会社ミサワ 大久保 健吾 氏



もちろん、家具を提供するわけなのだが、大久保氏は私の質問の意図を組んでこのように語り始めたのである。

大久保氏「unico Thumbはライフスタイルを楽しんでもらう事、そういう思いから新たに立ち上げたブランドです。

unico Thumbはおしゃれだけど良い意味での人間らしさ、生活の息遣いを感じることができるブランドでありたいという思いがあります。

自分の世界や生活の中心に寄り添う家具をつうじて、より自分らしさや自分の大切にする空間や過ごす時間・家族との思いでを感じ取ってもらいたい。そういう思いを込めた商品をつくっております。

ブランドには軸が重要で、unicoと混在してしまうと、unicoとしての世界観がぶれてしまうので、今回新しい価値を提供する為に別レーベルとして立ち上げました。

家具という特性上、アパレルやコスメなどと違って、コーディネートを気軽に楽しむのが難しい側面がある。
だからお客様それぞれのライフスタイルにフォーカスをあてて、おしゃれだけど自分の生活感にフィットし彩をもたらすことができる、それがunico Thumbだと考えています。」


大久保氏はこう語ってくれた。

この思いはサイトに掲載されているLOOKBOOKというフォトを見ることで、
私の中で彼の伝えたいメッセージにとても素直に共感することができた。

まるでショートフィルムのようなLOOKBOOKから伝わる私なりのunico Thumbのイメージは、憧れの高級家具。という側面ではなく、哀愁的であり情緒的であり、懐かしい風景や思い出の故郷。どこか懐かしくて暖かくて切ない。そんな郷愁にかられるような・・・


“音楽と同じように昔の記憶を掘り起こすような、大切な思いと暮らす家具”

それがunico Thumbなのだと著者はこのLOOKBOOKを通じて感じた。
そういったunico Thumbの世界観をしっかりと表現しているunico Thumbに、さらに惹かれていったのであるが、次に気になるのは、

“unico Thumb”はどのように誕生したのか。そのブランドの立ち上がりまでの物語である。

彼は続けてこのように語ってくれた。

大久保氏「unicoというブランドは、多くのお客様からのご支持もあり成長をしてきた。

しかし、今後の未来を考えた時に、新しい取り組みもunicoというブランドを守りつつ行っていかなければならないという事、それはunico Thumbが誕生する前から弊社代表含め、常に考えていました。

そうした中で今回unicoの世界観とは異なる、新しい世界観のレーベル構想が自然にでてきました。」


新しいレーベルを作るというのはまさに挑戦なのだと著者は感じた。
家具の業界のレーベルというのはニーズや不満から生まれる、所謂マーケットインではなく、unico Thumbの作り出す世界観の共感という、株式会社ミサワ、そしてunicoとしての新しいチャレンジなのだ。

このunico Thumbがもたらした効果。
果たして良い面だけなのであろうか?

私は今回の取材をする際、とても気になる点が1点あった。
このunico ThumbはWeb限定のレーベルである。

コロナ禍の状況下において、店舗を運営するunicoも店舗をクローズしなければならない事態に巻きこまれていた。

そうしたある意味異常事態のなかで、店舗ではなく、Webに注力するというのは経営判断としては至極当然の判断だと私は思う。
しかし、松下幸之助氏の「企業は人なり」という言葉があるように、企業は人で動いており、unicoにおける、人とはすなわち、中核を担う店舗のスタッフを抜きにしては語れない。そんな店舗スタッフの思いはどうだったのだろうか。

自分たちの店舗が閉鎖するなかで、Web限定のレーベルをだすということをどう受け入れたのか?

この点を大久保氏にダイレクトにぶつけてみた。

大久保氏「店舗のスタッフとは、事前に情報共有をおこなっておりスムーズに受け入れられたと思います。

unicoの店舗スタッフは、ECの店舗における相乗効果をしっかりと理解しており、ECと店舗の区分けなく協力的な体制が企業文化として醸成されているので、このような取り組みを行う際とても良い効果が生まれます。

たとえば、店舗が閉店しているが、商品の事を詳しく知りたいお客様の事を考え、商品の詳細ページに この商品のことを詳しく知りたいお客様向けに店舗の電話番号を掲載し、ご説明を実施するという取り組みなどを店舗発案・主導で実施しました。

店舗スタッフは当番制で、この問合せ対応に自主的にあたり、実際にお客様との電話接客などを通じたコミュニケーションを図り、それをきっかけにオンラインでの購入などにつながっております。」


コロナ禍になり、同じように店舗が閉店してしまい、そのスタッフの活用方法を模索している企業が多いのも事実だ。
しかしその場しのぎではなかなかそう上手くはいかない。

まさにスタッフのオムニチャネル化である。

unicoでは早い段階からできていたからこそのECと店舗の人を通じたオムニチャネル化に向けて様々な取り組みをおこなっていた結果がこのような緊急事態宣言の状況かでも遺憾なく発揮されたわけだ。

このよなWeb限定という側面をもちながらも、店舗の方々からも受け入れられているunico Thumbの今後の歩む道は一消費者としても、とても楽しみだ。

-あとがき-


今回、“unico Thumb”をブランドストーリーズの記念すべき第一号として取材させてもったのは、Web限定のレーベルをコロナ禍で立ち上げた理由をしりたかった事が、当初のきっかけだ。

しかし、今回の取材を経て、その理由だけでなく、unico Thumbをめぐるさまざまな人の取り組みなどを知ることができた。

unico Thumbについて私なりに語ってきたが、これだけ書いても家具の世界観を文章だけで伝えるのはとても難しい。


どれだけ言葉を紡いでもその世界観を納得する形で伝えられたのか、不安に駆られるのも事実だ。
この記事を読み終えた方には是非、最後に、“unico Thumb”が伝えたい世界観と思いを言葉ではなくLOOKBOOKから改めて感じ取ってもらえると幸いである。



思い出の場所、昔見た温かい情景、あの時過ごしたかけがえのない時間。

リーズナブルで、楽しくくらせればいいのかも。


unico公式通販サイト はこちら
unico Thumb online label はこちら

●取材・文:斉藤 淳




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