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    カワサキモータースジャパンがECサイトを刷新し約40万点もの純正部品の販売を開始!
    【純正部品の検索から購入しやすいUIをecbeingで実現】

カワサキモータースジャパンがECサイトを刷新し約40万点もの純正部品の販売を開始!
【純正部品の検索から購入しやすいUIをecbeingで実現】

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更新日:   公開日:

株式会社カワサキモータースジャパンは、世界でも大きなシェアを獲得しているカワサキモータース株式会社製である「Ninja」、「Z」、「W」などのモーターサイクルや「ULTRA」、「STX」のジェットスキー(水上バイク)、「TERYX」、「MULE」のオフロード四輪車などの国内販売会社です。
そのカワサキモータースジャパンがECサイト「カワサキ ウェア&グッズ オンラインショップ」を2022年2月、「カワサキオンラインショップ」としてリニューアルしました。それまでも扱っていた純正用品に加え純正部品を取り扱うため、ecbeingのパッケージ標準機能だけでなく、様々なお客様にご利用いただけるようパッケージをカスタマイズしパーツカタログを提供しています。

今回はカワサキECサイトのリニューアルの背景やその効果、そしてこれからの展望について、プロジェクトに携わったカワサキモータース株式会社 企画本部 効率化推進部 部長の栗田雅規氏と、主事の村留良一氏にお話を伺いました。

業界/業種
卸売業
運用形態
オープン型
導入ソリューション
ecbeing
目的/課題
・倉庫オペレーションの改善検討と、約40万点もの純正部品を自社のECサイトで販売したい。
導入効果
・リニューアル前のECサイトと比較すると会員数が約3.5倍に。

株式会社カワサキモータースジャパンは、世界でも大きなシェアを獲得しているカワサキモータース株式会社製である「Ninja」、「Z」、「W」などのモーターサイクルや「ULTRA」、「STX」のジェットスキー(水上バイク)、「TERYX」、「MULE」のオフロード四輪車などの国内販売会社です。
そのカワサキモータースジャパンがECサイト「カワサキ ウェア&グッズ オンラインショップ」を2022年2月、「カワサキオンラインショップ」としてリニューアルしました。それまでも扱っていた純正用品に加え純正部品を取り扱うため、ecbeingのパッケージ標準機能だけでなく、様々なお客様にご利用いただけるようパッケージをカスタマイズしパーツカタログを提供しています。

今回はカワサキECサイトのリニューアルの背景やその効果、そしてこれからの展望について、プロジェクトに携わったカワサキモータース株式会社 企画本部 効率化推進部 部長の栗田雅規氏と、主事の村留良一氏にお話を伺いました。

株式会社 カワサキモータースジャパン基本情報

<社名>
株式会社 カワサキモータースジャパン
<設立年月日>
昭和28年12月15日
<資本金>
1億円
<本社所在地>
〒673-8666 兵庫県明石市川崎町1番1号
<補足>
カワサキモータース株式会社が製造したモーターサイクルやジェットスキー(水上バイク)、オフロード四輪車を日本国内の販売店に卸し売りしている会社です。

2つのミッションを実現させるためECサイトをリニューアル

ECサイトのリニューアルを行った背景について教えてください。

栗田氏:カワサキモータースジャパンの社長から国内部品販売に関するオペレーションを再考するようにとの指示があったのがきっかけです。倉庫オペレーションの改善と、純正部品を自社のECサイトで売るという2つのミッションが私たちに与えられました。

弊社で取り扱っているアイテム(純正部品、純正用品)は約40万点ありますので、当初、運営していた「カワサキ ウェア&グッズ オンラインショップ」サイトで対応するのは難しいだろうということはすぐに分かりました。また、倉庫や物流に関しても、取扱量の大幅増大が見込まれましたので当時の体制ではキャパシティーを超えてしまうだろうと考え、大手のロジスティック会社と一緒に検討を進めていくことにしました。

BtoCとBtoBの両方が購入できる仕組みは、検討当初から戦略としてあったのですか?

栗田氏:メインターゲットは一般顧客ですがBtoB取引も、今回構築したカワサキオンラインショップサイト上で行えるようにすることは検討しました。
ただし、ecbeingはBtoCとBtoBとでパッケージが異なります。今回のリニューアル以前より、カワサキブランドの新車・新艇を販売するカワサキ正規取扱店が利用するBtoBシステムは、既存のお客様とのビジネスを担保するためいきなり大きく変える必要はないと判断しそのままとしました。

信頼性と実績を基にベンダーを選定

今回のリニューアルでecbeingを選定された理由を教えてください。

栗田氏:取り扱いSKUが非常に大きかったので、信頼性のあるパッケージで開発したいということを一番に考えていました。その中でいくつかのソフトウェアと比較し、ecbeingは業界トップという実績がありましたのでそれがきっかけで選びました。さらに御社の開発協力会社の提案内容も信頼できたのは大きな理由です。

ユーザーが使いやすいUIを実現

サイトのデザインに関して、レギュレーションやルールなどのこだわりがあれば教えてください。

村留氏:カワサキモータースはグローバル展開をしておりますのでウェブサイトもアピアランスを統一するための社内ルールがあります。その中でもecbeingのご担当はヒアリングをしながらルールに合ったデザインを我々に提案して下さったので見栄えのいいウェブサイトになったと思います。

お客様が利用しやすいようなUI/UXを検討する上で意識された点を教えてください。

栗田氏:既に提供しているパーツカタログシステムの機能を念頭に置き開発しました。お客様が既に使い慣れているパーツカタログを基に、より使いやすく、またより多くのお客様にご利用いただけるよう開発しました。


パーツカタログ検索画面


パーツカタログ検索/パーツイラスト一覧画面

村留氏:多くのお客様にご利用頂く観点から、純正部品は「クイックオーダー」画面からも購入できるようにしました。これはパーツカタログシステムには載っていない古い機種の純正部品のご注文、また品番を既にご存じであるお客様に取ってパーツカタログシステムから検索してのご注文は手間だと考え、品番を打ち込むだけで簡単に注文ができるようにしました。


クイックオーダー画面

商品購入に際しては会員登録を基本とされていますが、ここで得られる会員情報を活用した施策は何かやられていたりするのでしょうか?

栗田氏:会員登録時に任意で所有モーターサイクル/ジェットスキーのフレーム番号/船体番号も一緒に記載してもらうようにしています。フレーム番号/船体番号に相当するパーツカタログを自動的に表示する機能を実装していますので、これによりお客様からすると部品検索時にはフレーム番号/船体番号の入力を省略することができるという点で利便性があります。
また我々にとっても、お客様が所有しているモーターサイクル/ジェットスキーの車種/舟艇を知りたくて実装しました。弊社では、ここで得た情報を連携しながらメルマガを定期的に配信しています。今後は、お客様が持っている車種に関連して情報をピンポイントで送るようなこともしていきたいと考えております。

会員増加だけではないリニューアルの効果

今回、カワサキオンラインショップサイトのリニューアルを進めるにあたって苦労されたことはありましたか?

村留氏:純正部品を車種やフレーム番号と紐づけて探せる仕組みは、既に提供しているパーツカタログシステムをベースに開発しました。純正部品データの登録はバッチ対応で進めていただいたのでさほど苦労しませんでしたが、商品の中で純正用品の最初のデータ登録はマニュアル登録だったので、500点ほどではありますが仕組みを作りながら同時に情報を揃えることは苦労しました。
画像のサイズを調整したり、画像が無いものはウェア&グッズカタログを作っていた業者(広告代理店)から取り寄せたりといったように手作業がかなり多く、オープンに間に合わせるため必死で行った記憶があります。

今回のリニューアルにおける効果を教えてください。

村留氏:リニューアル前のECサイトと比較すると会員数が約3.5倍に増えました。また、以前では表計算ソフトにデータを移して分析をしていたのですが、ecbeingには分析ツールが全て揃っているので作業効率が非常に良くなったのではないかと思います。

栗田氏:カワサキオンラインショップオープン直後に「カワサキがECサイトを始めたぞ」という話題が広がり、また春先という季節も相まって想定以上にお客さんが増えました。それは読み切れずお客様をお待たせしてしまうこともありましたが、一方で純正部品の直販は他の国内二輪メーカーや水上バイクメーカーに先駆けた取り組みであったので、目論見通りレピュテーションは向上させることができたのかなと思います。

顧客情報を活用してサイトの価値を上げていきたい

今後のカワサキオンラインショップの展望について教えてください。

栗田氏:我々には、モーターサイクルやジェットスキーのオーナーやカワサキオンラインショップで用品を買われる方以外にも、ファン向けの「KAZE」というライダーズクラブのメンバーなど様々なお客様がいます。今後はCRMを活用して顧客情報を融合しながら管理し、カワサキオンラインショップサイトの価値を上げていきたいと考えています。

ありがとうございます。最後に、これからオンラインショップサイトのリニューアルや新規構築を検討されている方にメッセージをいただけますでしょうか。

栗田氏:どの事業者も気にされている部分ではあるかと思いますが、これまでの実績や信頼性を基にきちんとしたベンダーを選ぶということが必要だと思います。また、見栄えの良いサイトはどの会社のシステムでも構築できるかもしれないですが、要件通りタイムリーにサイトを構築してくれるベンダーを選定することがECサイト構築の鍵だと思います。
村留氏:今回はecbeingさんと良好な関係でプロジェクトを進めさせていただきました。パッケージに搭載されている標準機能は必要なものが全て揃っていますので、もし標準機能で賄えるのであれば「ecbeing」はお勧めできると思います。
また実際、運営に関しても私以外のメンバーがECに関わるのは初めてという状況の中で、ecbeingさんが良い方向に進めていただいたこと等を考慮するとEC初心者の事業者の方でも安心して取り組めるのではないかと思っています。



――
カワサキモータース株式会社
企画本部 コーポレートソリューション総括部 効率化推進部 部長
栗田 雅規 氏

カワサキモータース株式会社
企画本部 コーポレートソリューション総括部 効率化推進部 主事
村留 良一 氏


カワサキオンラインショップはこちら


●取材・文:塩見 駿介





  

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