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    基幹を軸に「クイックオーダー」特化のクローズドBtoB ECを新規構築し業務効率化を促進
    〜ネグロス電工とお客様の双方にメリットがあるECで目指すビジネス戦略とは〜

基幹を軸に「クイックオーダー」特化のクローズドBtoB ECを新規構築し業務効率化を促進
〜ネグロス電工とお客様の双方にメリットがあるECで目指すビジネス戦略とは〜

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更新日:   公開日:

2022年に75周年を迎え、電気・空衛設備資材の製品開発・製造・販売するネグロス電工株式会社は、電路支持材という駅やビル、学校、病院など様々なビルの天井裏等にて配管や配線などを支えるために取り付ける、社会基盤を支える重要な金具商品を取り扱うメーカーです。
時代が求める商品の研究開発、品質の向上を図り、社会に役立つ企業としてあり続けるために、創業の精神「利他主義」を受け継ぎ、企業の社会的責任を果たしています。
そんなネグロス電工株式会社は受注業務の効率化を目的に2022年4月、ecbeingのクローズドBtoB ECで『e-NEGUROSUオンラインサイト』というサイトを新規で立ち上げました。
今回は新規でクローズドBtoB ECを立ち上げた背景や目的、基幹連携・クイックオーダーを用いた受注機能などの構築時に意識されたこと、今後についての戦略も含めネグロス電工株式会社 企画推進部 基盤整備課 課長 塚田 徳裕 氏、ネグロス電工株式会社 情報システム部 IT二課 課長 結城 大輔 氏にお話しいただきました。

左から
ネグロス電工株式会社 企画推進部 基盤整備課 課長 塚田 徳裕 氏
ネグロス電工株式会社 情報システム部 IT二課 課長 結城 大輔 氏

業界/業種
電気・空衛設備資材の製品開発・製造・販売業
運用形態
クローズ型
導入ソリューション
ecbeing BtoB
目的/課題
・電話、FAXでの注文受付や在庫確認等の製品問合せによる社内業務負荷を軽減したい。
・営業時間外でもお客様のタイミングで在庫確認ができ、注文を受け付けることができるようしたい。
導入効果
・営業所によっては1日に200件ぐらいシステムで自動対応を実現。

2022年に75周年を迎え、電気・空衛設備資材の製品開発・製造・販売するネグロス電工株式会社は、電路支持材という駅やビル、学校、病院など様々なビルの天井裏等にて配管や配線などを支えるために取り付ける、社会基盤を支える重要な金具商品を取り扱うメーカーです。
時代が求める商品の研究開発、品質の向上を図り、社会に役立つ企業としてあり続けるために、創業の精神「利他主義」を受け継ぎ、企業の社会的責任を果たしています。
そんなネグロス電工株式会社は受注業務の効率化を目的に2022年4月、ecbeingのクローズドBtoB ECで『e-NEGUROSUオンラインサイト』というサイトを新規で立ち上げました。
今回は新規でクローズドBtoB ECを立ち上げた背景や目的、基幹連携・クイックオーダーを用いた受注機能などの構築時に意識されたこと、今後についての戦略も含めネグロス電工株式会社 企画推進部 基盤整備課 課長 塚田 徳裕 氏、ネグロス電工株式会社 情報システム部 IT二課 課長 結城 大輔 氏にお話しいただきました。

ネグロス電工株式会社 基本情報

<社名>
ネグロス電工株式会社
<創業>
1947年(昭和22年)6月1日
<資本金>
1億円
<事業内容>
電気・空衛設備資材の製品開発・製造・販売(卸)


ネグロス電工取扱商品カテゴリ

当社とお客様の双方にメリットがあるクローズドBtoB ECサイト

クローズドBtoB ECサイト『e-NEGUROSUオンラインサイト』を新規構築した背景と目的を教えてください。

塚田氏:以前より会社の課題として受注効率化というのが挙げられており、働き方改革推進の一環としてWEB受注サイトを取り組むことになりました。
それまでは電話・FAXで注文を受け付けており、合わせて注文以外の在庫や製品に関する問い合わせも多く社内業務としては相当の負荷となっていました。
また社内業務負荷の軽減だけではなく、営業時間外でもお客様のタイミングで在庫確認ができ、休日でも注文を受け付けることができるようしたいという想いから、探り探りBtoB ECサイトの構築を始めました。

結城氏:構築に当たり、基幹との連携は前提としてありました。
お客様に入力いただいたデータを社内で入力し直すのは、物理的な入力ミスもそうですが効率という面で目的とぶれてしまいますので、できればお客様の情報をそのまま使いたいと考えていました。

ecbeingを選定された理由を教えてください。

結城氏:実は今回のプロジェクトが動き出す以前より情報収集をしていた時期があり、様々なECシステムを調べていました。
その際にecbeingさんの事例もサイトを通して拝見しており、当社のお客様の事例もあったことがすごく印象に残っていました。
それから月日が経ち今回のプロジェクトを進めるにあたり、ecbeingさんの多種多様な導入実績が記憶に残っていたこともあり、選ばせていただきました。

また、導入するにあたってお客様に受注入力をしていただく際にどれだけ時間をかけずに簡易的にシステムを実現できるかはポイントでした。
本来であれば弊社側で入力するものをお客様側で入力してもらうので双方にメリットのある形で機能が実現できるようにカスタマイズや拡張性の部分がしっかりしているサービスを選定するのは前提としてありました。

お客様の手間をなくすための「企業単位の利用機能制御」と「クイックオーダー」

基幹データをもとに「在庫」「各種顧客情報」だけでなく、「企業単位の利用機能制御」も基幹システム側で制御されているかと思いますが、こちらの経緯や戦略について教えてください。

塚田氏:お客様の考え方もあるため、こちらの構築したシステムをそのまま全て使ってもらえるという形にはいかないと考えていました。
例えば、極論、在庫数だけBtoBサイトで確認して注文は今まで通りのお客様もいらっしゃるため、お客様によっては発注をBtoBサイト上使用できないようにしてほしいといった話が後々出てくることを予想していました。
なので、お客様ごとにBtoBサイト内のメニューを変えられるように企業単位の利用機能制御を基幹システム側で制御できるように設けています。
今まで在庫確認を電話やメールで頂いていたお問合せもBtoBサイトを見てもらうだけで確認ができ、その分の問合せ対応に割いていた工数も減るので、一部の機能だけでも使ってもらえることで、当社側にもメリットがあったと感じています。
もちろん、お客様側からすると当社の営業時間外でも在庫確認や注文もすることができるためお客様としてもメリットが生まれる形になっています。

型番を入力しクイックオーダーできる利便性に特化した注文フローについて、こだわりや工夫された所を教えてください。

塚田氏:前提として、とにかくお客様に手間を掛けさせないことを念頭に置いていました。あまり画面を複雑にしすぎると使用してもらえなくなる懸念があったので、単純に品番と数量を入れれば注文ができるということを叶えるために、BtoC ECサイトのような商品詳細を設けずクイックオーダーで簡単注文させる形を採用しています。
あくまで実際に現場で商品を使用して工事をする人が注文してくるため、品番はわかっている前提の形式にはなります。
そのため商品検索も設けてはいませんが、品番を入力すれば長い品番でもサジェストで表示されるようになっていることや注文フローの中で納品先設定の納品方法で「定期便」「引取り」「直送」を選べるようにするなど、極力必要最小限の入力ですぐに注文ができる工夫をしています。

また、入力画面を極力コンパクトに見せる手段として、注文フロー内の入力項目に条件分岐を持たせています。
最小限の注文であれば分岐はしませんが、商品の仕様や注文内容によってはある一定の条件のもと分岐がされ新たな入力項目が必要に応じて表示されるようになっています。
そこら辺の作り込みがフロント側で楽をする分、一番開発に時間をかけたところでした。

構築時に苦労されたことを教えてください。

塚田氏: ECサイトの構築自体が初めての経験でしたので、どのような段取りを組めばいいのか、次に何を考えればいいのか、何をお願いすればいいのかなど正直わからず、時間もかかり苦労しました。
また、データ用意に関して新規項目を作ったこともあり、関連部署との意識合わせや営業所がメンテしなければならないものもあり、その整理をするのに時間は結構かかりました。

結城氏:そういった中でもecbeingさんの対応は非常に良かったと思っています。
当社の要望に対して別案をご提示いただけたアイデアの幅は、言われたことだけをやるシステム会社とは違う部分だなと感じており、そういった知見を当社に展開しつつ、ご提案頂けたのはすごく良かったと思っています。

営業所によっては1日に200件ほどのEC注文で利用者も増加傾向

サイト構築によって得られた効果などを教えてください。

塚田氏:実際にお客様の注文をシステムで受付開始し始めたのが2023年1月から段階的に公開しており今でも社数は増えています。
その中で3割ぐらいお客様がECで注文頂けています。当社全体の注文で考えると15%ぐらいになります。
お客様も日々増えており、営業所によっては1日に200件ぐらいシステムで自動対応しています。実際、その営業所に状況を聞いても楽になったという声もあります。
まだ営業所によって差があるため、今後均していき利用者を増やしていくことが課題になります。
なるべくお客様側の操作を簡単にしたつもりではいたので、導入してからの操作に関する問合わせはあんまりなく、そういう意味でも効果は出ているのかなと感じています。

今後ecbeingを活用して取り組んでいかれたい構想や、戦略をお聞かせください。

塚田氏:お客様からはシステムに関する要望も多く、他サイトと比較され「こういう風にできないか?」といったお話もいただいておりますので、優先度をつけて都度見極めながらスピード感をもって改善していく必要があると考えています。
例えば、品番を入力すると図面や技術資料も見たいといった内容も頂いており、注文以外の付加価値に近い機能も元々考えていた部分でもあるので、段階的にやっていきたいと思っています。
そういったところで価値を作り、数年後に当社のサイトが言われる側ではなく、参考にされる側のような立ち位置のビジネスにしていきたいです。

これからECを構築したい方や、ECのリニューアルを検討している方にアドバイスがあればお願いします。

結城氏:知識も経験もない中でこだわりの部分がいくつもあり、パフォーマンスやデータ容量、セキュリティなども含め、初めてのEC構築の中でもしっかりとサポートしていただけるシステム会社を選定するのが大切だと思います。そういった意味で、ecbeingさんにはシステム面だけでなく様々な面でサポートいただけましたのでおすすめできます。



――
ネグロス電工株式会社
企画推進部 基盤整備課 課長
塚田 徳裕 氏

ネグロス電工株式会社
情報システム部 IT二課 課長
結城 大輔 氏


・「ネグロス電工コーポレートサイト」はこちら


●取材・文:塩見 駿介





  

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