画像づくりが”会話”になる時代へ ChatGPTを使った画像生成

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「GPT-4o画像生成」は文章入力でプロ品質画像を作成可能。EC業界での商品画像編集やバナー量産が簡単に。基礎と活用法を解説します!

はじめに

「バナーを急ぎで用意したいのに、デザイナーの手が空いていない…」

「新商品の色替え写真、まだサンプルが無い…」

そんな経験はありませんか?

2025 年春に登場した GPT‑4o 画像生成 は、“文章を入力するだけでプロ品質の画像を自動作成”してくれる新機能です。しかも ChatGPT の画面からそのまま使えるので、特別なソフトも専門知識もいりません。

本記事では、仕組みをかみ砕いて説明したあと、EC サイトの現場で今日から使える 3 つの活用シナリオを、サンプル画像とともに紹介します。

1. GPT‑4o 画像生成ってなに?

ひとことで言うと “文章だけで写真やイラストを描ける” 機能が、ChatGPT に標準搭載された――それが GPT‑4o 画像生成です。

  • 大量の画像と言葉を同時に学習した “多モーダル AI”
  • テキスト理解 → 画像生成 → 再びテキスト解説、を1つのモデルで完結
  • PC でもスマホでも、「こんな画像にして」と打つ → 数秒で完成

2. EC 業界で“すぐ効く”3つの活用シナリオ

2‑1. 商品画像の“背景”を瞬間アレンジ

これまでの常識:撮影スタジオを手配して撮影していました。

AIを使った画像生成:「背景はコンクリ壁で、商品にスポットライトを当てて、一眼レフで撮影したようなプロ品質の写真にして」と入力するだけ → 撮り下ろし風の写真が完成します。

挿絵1 商品画像背景例

夏のセール、母の日、クリスマス…季節企画はバナーの数が勝負。

GPT‑4o なら“背景:砂浜”“小物:麦わら帽子とサングラス”“文字:白抜きゴシック”のように指示するだけです。

10 パターン生成して CTR が高い1枚だけ採用、という“生成 → 即 A/B テスト”も容易になります。

挿絵2 バナー例

2‑3. 自社キャラクターを用いた図の作成

簡単な挿絵程度なら、イラストレーターに依頼しなくとも AI で生成可能になりました。例えば、以下のような具体的な指示を与えることで、イラストを生成できます。

当社製品の AI デジタルスタッフのマスコットキャラクター「デジサル」の画像を使用しています。

挿絵3 キャラクターイラスト例

3. 画像利用前に押さえる注意点

チェック項目 なぜ大事? ココを確認
著作権・肖像権 有名ブランドロゴやタレント写真を混ぜると権利侵害リスク プロンプトに固有名詞を入れる前に社内ガイドライン或いは一般的なガイドラインの確認
コスト管理 ChatGPT Plus プラン内は回数制限、API は従量課金 「プレビュー用は低解像度」などルール化

まとめ

  • GPT‑4o 画像生成は「文章で頼む → 数秒でプロ級画像」が叶う新機能です。
  • EC では撮影コスト削減・バナー量産・図の作成が即効性あり。
  • まずはバナー1枚から、“つくる→試す→改善”を始めてみませんか?




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