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「よなよなエール」のヤッホーブルーイング、ECサイトリニューアル後の定期会員への移行率98%達成! 〜毎月選べるビール 定期宅配サービスで実現したことと、ファンとの繋がりを第一に考えたECサイト〜

公開日:

「ビールに味を!人生に幸せを!」というミッションのもと、日本のビール文化にバラエティを提供し、お客様にささやかな幸せをお届けするという想いで、品質にこだわった個性的で味わい豊かなクラフトビールを製造・販売している株式会社ヤッホーブルーイングが、2021年7月に公式通販サイト「よなよなの里」をリニューアルしました。
今回はそもそも株式会社ヤッホーブルーイングがファンを第一に考え、大事にしている根本のお話から、ECのあり方、その上でのECサイトリニューアルの目的や背景、運用、効果、今後の展望について聞きます。

株式会社ヤッホーブルーイング 基本情報

<社 名>

株式会社ヤッホーブルーイング

<事業内容>

クラフトビール製造および販売

<創業>

1997年

<本社所在地>

長野県軽井沢町長倉2148


「ビールに味を!人生に幸せを!」を体現する、ファンを第一に考えた取り組み

――はじめにファンを第一に考える御社の社風について教えてください。



桂馬:私たちは「ビールに味を!人生に幸せを!」というミッションを掲げて活動しています。そもそも、世界には150を越えるビアスタイル(ビールの種類)がありますが、日本で流通しているビールの大半は「ピルスナー」と呼ばれる一つのビアスタイルです。ビールには様々な種類があること、そして飲み比べや料理との組み合わせを試してみたりと、奥深いビールの世界があるということ、そういったことをお伝えしながら、ファンの方に楽しみを広げて頂くというところを大事に考えています。
ミッションを体現している活動の一つに「よなよなエールの超宴」というイベントがあります。クラフトビールファンが一堂に会し、ゆったりとした非日常の時間の中で親睦を深めながら、バラエティ豊かなビールを心ゆくまで堪能できる、そんなイベントを自然豊かな北軽井沢の地で開催しています。
また、会社の価値観の一つに「顧客は友人、社員は家族」という言葉があり、お客様にビールについて伝えていくには、単にビールを売るという関係に留まらず、その楽しみを一緒に分かち合っていきたいと考え、イベントなどでは積極的に直接交流しています。交流を積み重ねていくことで、ファンの方とスタッフがニックネームで呼び合えるような関係にまで発展することもあります。



大友:お客様との距離の近さは、普通の会社にはあまりないところだと感じています。
お客様にサービスを提供するという目線が会社の文化として強く、元を辿ると社長が楽天市場でECの出店を始めたことがきっかけでした。
今ではDtoCと言われていますが、メーカーとしてお客様と直接接点を持っていくという活動を始め、直接お客様からフィードバックを頂けるという体験を重ねていく中で、やはり、美味しいビールをつくるだけでなく、お客様に喜んで頂けるサービスの部分も大事にしていきたいという思いが強くなっていきました。
そういった中で、より接点を深めていくためリアルに体験して頂ける場を作っていくことになりました。
都内に公式ビアレストラン「よなよなビアワークス」の店舗を展開することや、リアルイベントを行うこともその一環です。リアルイベントは、最初は小規模でお店を借り数十人のところから始まりましたが、今では屋外で数千人規模のものを開催できるようになりました。

道本:今は新型コロナの影響で中止していますが、夏になると「よなよなエール 大人の醸造所見学ツアー」というイベントを開催しております。
ここでもスタッフはニックネームで打ち解けながらガイドとしてお客様と接し、生のお客様との関係性を築いています。そういったファンの方々のことを思い浮かべることが、次の施策を検討することにもつながっています。

コロナ禍では、リアルにお客様と接することは控えている状況ですが、それでも何かお客様とコミュニケーションをとっていきたいというところで、オンラインでのイベント等にも力を入れています。
2020年に行ったお客様とビールを飲むオンラインイベント「よなよなエールの”おうち”超宴」には、2日間で延べ1万名のファンの方に集まっていただきました。現在は、定期的にオンラインイベントを開催するプロジェクト「よなよな 月の道楽座」にてコミュニケーションをとっています。
またSNS上のお客様とも個別にコミュニケーションをとっており、例えば「よなよなエール美味しい!」みたいなツイートがあれば、そのツイートに対し、コメントで「ありがとうございます!こんなペアリングもおすすめです!」といったように、お礼やさらにビールをお楽しみいただくためのコミュニケーション活動にも力を入れて取り組んでいます。

――そのような中でファンとECの結びつきはどういった関係性でしょうか?

桂馬:まずヤッホーブルーイングの製品との出会いとしては、コンビニやスーパーの流通で購入し飲んで頂くことが多いと思います。
実際飲んでみると、普通のビールと違うクラフトビール独特の味わいがあり、ちょっと気になるなど好意的な想いを持って頂き、WEBなどで調べていく中で「よなよなビアワークス」という公式のビアレストランがあるということや、イベントがあるなど製品に関する知識を徐々に広げて頂いたその先にECがあるイメージです。
ECにはビール以外にも限定セットやグラスなどもありますので、楽しみ方を広げる一つの切り口としてECを使っていただければと感じています。

同じ視点で課題解決を目指せるベンダーと一緒にデジタル化の推進

――今回のリニューアルの目的と背景について教えてください。

大友:大きい問題意識としては、世の中のデジタル化が進む一方で、私たちが今まで利用してきたASPカートではできることも限られ、システム領域のことが弱みになってきているという実感がありました。
スタッフに特別システムに詳しい人材も多くありませんし、いろいろな制約がある中で、お客様に提供したいサービスが実現できなくなってきているという問題意識がまずありました。

一方でやりたいことはいっぱいありました。例えば、ファンの輪を広げる活動としてコンテンツとECのつながりや、イベントとWEBサイトのつながりをどう考えるかもその一つでした。
また、お客様に提供したい範囲が広がっていく中で、特に「ひらけ!よなよな月の生活」という定期宅配の仕組みを強化していきたいと考えていました。
そういった私たちの考える理想と現実のギャップが広がってきたときに、ECサイトを刷新して、自分たちが提供したいものをちゃんとお客様に届けられるようにしたい、というところからリニューアルは始まりました。

――ecbeingを採用頂いた理由を教えてください。

大友:当時ecbeingさんを含め3社ぐらいに提案を頂いていたのですが、その提案の内容やご担当者の熱意が一番伝わってきたところです。
私たちが抱えている課題に対して、解決するために必要なことをしっかり揃えて打ち合わせに挑まれる姿勢に、一番好感を持つことができました。
具体的にどのようなことを行うかという説明も詳しく、本当に真剣にこの課題に一緒に向き合って頂けているという、内容の情報量にしても気持ちとしてもそういった部分が伝わったので採用させて頂きました。

印象深かった出来事としては、丁度新型コロナが拡大し始めた時期でなかなかお会いできずにいたのですが、オンラインでのやり取りだからこそコミュニケーションを気軽にとれ、何度も頻繁に連絡をできたところが他社さんと違うところだったなと、今思い返すと感じます。また、しっかり細かい不安な要素まで意識していただき、それに対して提案もしてくれるスタンスは助かりました。

道本:構築後、実際に運用が始まった際のサポート体制も本当にありがたかったです。
要件定義や受け入れテストの時から、細かい相談にも本当に真摯にご提案いただいておりましたが、ローンチ後の予期せぬトラブルや、難しい問合せがあった際にも、チャットベースでの相談に迅速に確認いただき、本番環境を微調整いただくなど、臨機応変に細かく対応いただけてありがたかったです。

ワクワク感が体験できる見せ方と間口を広げたお気軽定期コース

――ECサイトを構築、運用する上で重要視していたことを教えてください。

桂馬:クラフトビール定期便「ひらけ!よなよな月の生活」の仕組みについて意識していました。
以前までは契約期間が一年間の年間コースのみでしたが、今回のリニューアルでお気軽コースを新設しました。お気軽コースというのは、年間継続の必要はなく最短で最初の3回だけを定期購入できるコースです。
従来実施していた年間コースの継続率は90%以上でほとんどの方が途中解約せずに続けて頂いている状態ではあったのですが、最初の契約という段階では年間というところでハードルの高さがあると認識していました。
この解決策としてお気軽コースを開設し、より多くのファンの方に定期購入をお試しいただき、ゆくゆくは年間コースをご検討いただける環境を整えたいと考えました。



構築するときに心がけたのはお客様の使いやすさやわかりやすさ、ビールを選ぶ時のワクワク感が体験できるような見せ方など、私たちのクラフトビールをより深く広く楽しんでもらうことです。
今後、お客様が「月の生活」をより手軽に楽しむことで、ヤッホーブルーイングのビールをより好きになってもらえるようブラッシュアップを続けていきたいと思っています。

リニューアル以降に新規で入会したお客様の割合で言うと、ほぼ半分半分の状況です。
お気軽コースを選ばれる方がどんどん増えていくよう、お客様の声を大事により使いやすいサービスにしていきたいなと考えています。

――今回、お知らせ通知をLINE配信する機能も入れていますが、どのような経緯で導入されたのでしょうか?

大友:もともとリニューアルを検討する以前から、ECとは別にLINEのコミュニケーションを始めていました。
メルマガだけの情報提供がそもそも今の時代に合っているのかと感じていました。
メルマガは文章量もあり時間をとってじっくり読む側面があると思いますが、LINEは開封率も高く、お客様からすると、通知が来てパッと見て短い間でメッセージや新着情報をチェックできる利点があると思います。
そういったチャネル別の特性というものがあった時に、LINE配信の分野を強化していきたいという課題は社内的にもありましたので、それをLINE単体ではなくECと連携し活用していくことで、よりお客様にとって便利なものにしていきたいと思っていました。

実際、使い始めると想定していたよりも多くの定期会員のファンの方に登録して頂き、登録者が増えました。
LINE上で直接、気軽にお届けビールの選択ができるようになったことで、お客様の手間も軽減し、定期会員の解約防止にもつながるのではと考えています。
現在LINEの登録者が1000人弱ほどですが、定期を契約してくれている方の少なくとも半数の方にLINEに登録して頂けることを、目指していきたいと思っています。



――今回はECだけでなく公式サイトも弊社グループのCMSである「SiteMiraiZ」でリニューアルされましたが、こちらはご利用になられてみていかがでしたでしょうか?

桂馬:今までコンテンツ記事を作る際は、全てHTMLで構築しておりましたが、「SiteMiraiZ」でリニューアルすることによってHTMLの知識がなくてもコンテンツ記事を作成することができるようになりました。フォーマットが決まっているコンテンツページに関しては速く構築できるようにもなり、更新性もよくなることで メンテナンスの工数も減らすことができました。
また、ecbeingと連携しているCMSということで、商品の価格表示等はecbeing側からデータを自動反映できるので、手動入力の手間がなくなり入力ミスも起きないということで効率化と正確性で大変役に立っています。

定期会員の移行率が98%

――サイトリニューアルによる効果はいかがでしょうか?

桂馬:今回、リニューアル前に入会していただいていた定期のお客様のうち、なんと98%ものお客様がリニューアル後も継続してくださっています。リニューアルによってビールの選択がわくわくするものになるなど、以前よりも魅力的なサービスにできたのではと思っています。今後も、より多くの方々にサービスを体験していただきたいですね。

道本:お客様からは月の生活のビール選択画面が、選びやすくなったとの声も多数頂いています。
Twitterで「わかりやすくなった!」「変わった!」などのツイートと一緒にビール選択画面をスクリーンショットで掲載頂くなどの反応があり、かなり考えた部分でしたのでとても嬉しかったです。

――今後の展望について教えてください。

大友:今回のリニューアルによって、定期宅配のサービスを自由にカスタマイズができる環境がやっと実現できたと感じており、今が終わりではなくどんどんサービス改善していきたいと考えています。
また、どのように体験をリアルと融合させるか?サービスとしてどのように繋げていくか?というところも検討していきたいですし、デジタルの領域でも、LINEやアプリへと接点を広げていって、製品やサービスを様々な場面で体験できるようにしていきたいと考えています。

――ありがとうございました。最後に、これからEC事業をはじめる企業にアドバイスをお願いします。

大友:ヤッホーブルーイングの事例を振り返ると、一つはコミュニケーションが大事だったと感じています。ecbeingさんとはチャットで頻繁に連絡を取らせて頂くことで、課題がたくさんある中でもスピーディーに連携しながら解決していくことができたと感じています。
もう一つは目的を明確にすることだと思います。今回のリニューアルでも、サービスの完成像やお客様がサイト利用を楽しんでいる姿を想像しながら進めることができました。そうしたイメージを持つことができれば、考えなければならないたくさんの課題や大変な部分があっても乗り越えられると思います。


――



大友 直也
株式会社ヤッホーブルーイング
ECサイトシステムリニューアルプロジェクトリーダー

桂馬 拓也
株式会社ヤッホーブルーイング
通販事業ユニット ユニットディレクター

道本 諭始
株式会社ヤッホーブルーイング
通販受注・お客様対応ユニット ユニットディレクター


公式通販サイト「よなよなの里」はこちら


●取材・文:塩見 駿介




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