EC事業者なら知っておきたい!
ECサイト構築における5つのポイント
インターネットの成長とスマートフォンの普及により、消費者の買い物行動が変化しています。オンライン上でお買い物ができる「ECサイト」からの購入者が増えてきています。商品の機能・価格・口コミなどは比較サイトやSNSで自分に合った商品を選び、購入する流れが主流となってきました。企業価値を上げていくためにも自社ECサイト構築は有効な手段と言えます。
また、事業者側にとっては実店舗を構えるだけでなく、世界中のユーザーを相手に商品を販売できるため、ECに参入する事業者は増加しています。オンラインショッピングを可能にするのが『ECサイト』です。今回はサイトの構築方法や運用方法、売上アップの方法などについて徹底解説します。
ECサイトとは『electronic commerce』の頭文字から来ており、日本語に訳すと『電子商取引』です。インターネット上に開設した商品を販売するウェブサイトのことを指します。
ほかには「Eコマース」や「ネットショップ」などと呼ばれ、PCやスマートフォンを使用しインターネット上で商品を販売することができます。
利用するユーザーはインターネットに接続されたパソコンや、スマートフォン、タブレットでECサイトにアクセスし、欲しい商品をカートに入れて注文することで購入できます。
さまざまなECサイトがありますが、ECサイトで商品を販売するには『ショッピングモール型』と『自社サイト型』の2つの方法があります。
自社商品を販売するために独自に構築したサイト形式です。 サイト構築方法には「フルスクラッチ」「パッケージ」「オープンソース」「クラウド」「ASP」などありますが、それぞれ特徴があります。
詳しくは「ECサイトの構築方法|費用や手順を比較 【Web担当初心者でも簡単】」で解説しています。
企業間取引のECサイトを構築し、営業面の業務効率化や売上アップに活用されます。
大きく「クローズ型」と「スモールB型」の2種類があります。
「クローズ型」はID・パスワードなどで訪問に制限をかけることが多く、すでに取引のあるお客様以外はサイトに入れない仕様です。
「スモールB型」は法人を対象とした今まで取引のない新規顧客を獲得するためのサイトになります。
詳しくは「BtoBサイト構築を成功に導くポイントをご紹介!」で解説しています。
オムニチャネル(Omni-Channel Retailing)とは、ありとあらゆるチャネル(販売経路)を統合し活用することで売上アップをもたらす試みです。
例えば実店舗を持つ事業者であれば、実店舗とECサイトの在庫情報・顧客情報を統合し一元管理することで、顧客は実店舗とECサイトの区別を意識することなくシームレスな購買を体験できます。ライフスタイルが多様化した現代では、さまざまなユーザーニーズを満たす重要な施策です。
詳しくは「オムニチャネルの基礎知識から他チャネルとの違い、事例、導入まで徹底解説」で解説しています。
1つのECサイトに複数のEC店舗を構築することをショッピングモール型ECサイトといいます。例えば大手菓子メーカーなどは複数のブランドをもっているケースがあり、自社としてのモールECサイトを構築し、その中に自社内に複数のブランドごとに店舗を構築するイメージです。この場合、各ブランドファンや企業のファン全体で集客することができ、相乗効果で売上をアップすることが可能になります。ショッピングモールの仕組みについては「ECショッピングモールの構築」で解説しています。
海外のEC市場に目を向けると中国の勢いはすさまじく、BtoCでは対前年比40% という大きな成長率です。
日本国内の消費が冷え込んでいることもあり、「Made In Japan」を武器に越境・グローバルサイトを展開する企業が増加しています。また、日本製でなくても日本のショップで販売されている商品は偽物や粗悪品が少ない と海外のユーザーから評価されていることも一つの強みです。
越境ECサイトを展開するには言語や決済方法、海外発送などの対応が必要になりますので「越境ECとは? メリット・デメリットから始め方・具体的な事例まで徹底解説」をご覧ください。
出所:eMarketer, May 2019 をもとに作成
但し含まないもの:旅行やイベントのチケット、料金支払い関連、税金、送金、フードサービス、ギャンブル等。また中国は香港を含んだ数字ではない。
「引用:経済産業省 令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」
Business to Consumerのことで、企業と一般消費者間での商取引を指します。
企業が販売した商品やサービスを一般消費者が購入するという最も身近な形態です。「消費者がAmazonで本を購入する」「消費者がアパレルのECサイトで洋服を購入する」といった商取引が『BtoC』です。
⇒参照)メーカーEC担当者の永遠のテーマ。DtoCのECサイトを運営するということ
Business to Businessのことで、企業間で行う商取引を指します。
「企業がコンピュータメーカーからPCを購入する」「自動車メーカーが取引先の部品工場から部品を購入する」など、企業が販売し企業が購入する取引が『BtoB』です。
BtoCと比較しサイト数は少ないですが、BtoB-ECの市場規模はBtoC-ECの20倍もあります。
⇒参照)BtoBのECサイト市場規模はどのくらい? EDI取引からECサイトへ移行する時代に変化
Consumer to Consumerのことで、個人同士で行う売買取引を指します。
CtoCでは「消費者が出品した商品を別の消費者がオークションサイトで購入する」「消費者がフリマアプリで購入する」などリユースを目的とした取引が盛んです。
CtoC-ECの市場規模は、BtoC-ECやBtoB-ECと比較すると小さく、ネットオークションとメルカリなどのフリマアプリを合わせて6,510億円ほどですが、急速に拡大しているため今後も伸びていくと予想されます。
⇒参照)CtoC ECの市場規模はどのくらい? 今後の動向についても予測
Direct-to-Consumerのことで、通常メーカーは販売元に商品を卸して利益を出しますがDtoCの場合、卸売業者等を通さずに消費者へ直接販売するモデルになります。
メーカーが直販のECサイトを展開している理由として、販売経路の拡大・顧客データの活用・顧客とのコミュニケーションが上げられます。
⇒参照)メーカーEC担当者の永遠のテーマ。DtoCのECサイトを運営するということ
『商品管理機能』
商品情報を登録・編集したりする機能です。サイト上で表示される商品名や画像、価格、説明文などもこの機能で管理します。
『在庫管理機能』
販売可能な商品の数量を管理し、商品を販売した際や仕入れを行った際に在庫の数量を正しく把握するための機能です。
『顧客管理機能』
ECサイトで商品を購入した顧客や、会員登録を行った顧客の情報を管理する機能です。
『問い合わせ管理機能』
Webの問い合わせフォームや電話・FAXなどでの問い合わせ内容を管理します。
『メール配信機能』
注文完了、受注完了、発送完了などのタイミングでメールを送信したり、会員に対してメールマガジンを配信したりする機能です。
『注文管理機能』
ECサイトから注文された商品や金額、数量といった情報を正しく管理するための機能です。
『決済管理機能』
注文時に顧客が選択した決済方法(クレジットカード、代引き、銀行振込など)の情報を管理し連携する機能です。
『出荷管理機能』
商品の出荷に必要な配送先情報などを管理する機能です。
デザインや新規ページを追加・更新・変更する機能です。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)もデザイン機能に含まれます。CMSを利用することにより、専門的なHTMLの知識がなくても簡単にWebサイトの内容を管理・更新することができます。
ユーザーの販売促進を行う機能です。キャンペーンを実施したり、クーポン発行なども販促において重要な機能です。Amazonや楽天市場などでもおなじみの、『この商品を見ている人はこの商品を見ています』のようなレコメンド機能も、この販促機能になります。
ユーザーがどんなデバイスでどこからきてどんな商品を購入したのか、どんな商品が売れていてどのページが一番見られているか、などがわかる機能です。Googleアナリティクスなどを使用し分析をすることも出来ますが、使いこなすには知識が必要なので、バックエンドに分析機能を備えたシステムがあると便利です。
今回はECサイトの構築から運用方法、売上アップの方法についてご紹介しました。
ECサイトにおいての商材は多岐にわたり、大企業向けから中堅・中小企業向け、個人事業主向けなど、ターゲットとする企業規模もさまざまです。
それぞれの商材やサービスの特長や機能を吟味し、自社の企業に合った製品を選択することがネットショップを運営する上でも大切です。
またサイトの新規構築をご検討されている方もしくはリニューアルをご検討されている方、両方に言えることとしては、目的を明確にして構築を進めることも大事です。
売上UPのために何が必要なのか?それとも業務効率を上げてコスト削減をするのか?より具体的な目標があるといいかと思われます。
そしてサイトは構築して終わりではなく、構築してからがスタートになりますので日々解析や検証を行いサイトのブラッシュアップしていく必要があります。
もし仮に売り上げが落ちていても原因を突き止めて改善しなければ、また同じ現象が起きる可能性もあります。
ただ数値を見るといっても売上だけでなく、集客数やCV率、離脱率、直帰率、平均滞在時間など様々な角度から分析を行い探ることが重要です。
もちろん、日々の業務があり、解析に時間がさけないWEB担当者の方もいらっしゃると思います。また解析だけでなくサイトを更新するためのコーディングやデザインの制作技術や広告、SEO、マーケティング全般の戦略も考えなければならないとなった場合、とても一人では限界があります。
初めてWEB担当になった方なら、なおさらどこから手を付けていいかわからなくなりますので役割分担やルールなどはあらかじめ決めておき、もし何か異変や不具合、わからないことが起きた場合には誰に聞いたらいいのかを知っておく必要もあります。
社内ですべて行う必要はありませんが、自分のサイト構築時に関わっていた人にお願いできるとお互いに安心して進めることができると思われます。
ecbeingはECサイトパッケージの分野において10年連続No.1のシェアを誇っており、これまでに中堅・大手企業様に導入いただき、そのサイト数は1,200サイトを超えます。
開発部隊は400名以上と国内最大のリソースを保有し、マーケティング支援部隊も100名体制でお客様を運営サポートしています。
ecbeingは単にECサイトの提供だけでは終わりません。マーケティング支援や運用支援サービスにより、事業を軌道に乗せて成長させていくための支援を継続的に行っています。
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