BtoBのECサイト市場規模はどのくらい? EDI取引からECサイトへ移行する時代に変化

これまでのBtoBの市場は、EDI取引がメインで行われていました。しかし現在では、ECサイトを利用することで自社ビジネスの成長を加速させることが可能と言われるようになってきています。そのため、EDI取引からECサイトへ移行する時代に変化しつつあるのです。

そこで今回は、BtoB-EC市場の規模や動向、有名なECサイトの成功事例についてご説明します。
これからEDI取引からECサイトへ移行を考えている方はぜひ参考にしてください。

BtoB EC市場の規模

BtoB EC市場の規模にはEDI取引が含まれるため、BtoB ECだけの純粋な数字ではありませんが、2017年におけるBtoB EC市場は317兆円2,110億円規模であり、BtoC EC市場の20倍を記録しています。※1


EDIとは「Electronic Data Interchange」の略で、「電子データ交換」の意味を持ちます。EDI取引は、企業間の取引をスムーズに行うために、特定の規格で取引データを電子的にやり取りするシステムです。

EDIは1990年頃より、国内のBtoBサイト運営会社から注目され多くの企業が導入しましたが、当時導入した企業はEDIをうまく活用することができなかったようです。現在では一部の大手企業のみが利用しているだけのため、EDI取引市場は縮小しています。


EDIでは、一般的にISDN(Integrated Services Digital Network)と呼ばれる古い通信網を使います。ですが、2024年にISDNの廃止が発表され、IP(Internet Protocol)通信網への切り替えが進むことが予測されています。

そのため、BtoB向けのECサイトを利用する企業が増えている現状に加え、購買行動がデジタル化していることにより今後は急速にBtoB EC市場が拡大することが予想されるのです。



BtoB ECサイト市場規模の推移

2017年の日本国内のBtoB ECサイト化は、前年比で約29.6%と年々増えています。※1


BtoB ECサイト市場規模の推移


特に、以下の業種におけるBtoB ECサイト市場の成長率は大きいです。※1

●産業関連機器・精密機器

●鉄・非鉄金属

●卸売

●輸送用機械


主に、2次産業の企業が製品を作るための取引をすることが多いため、より成長率が高くなると言えます。



有名なBtoB ECサイト

BtoB ECサイトは、顧客である事業者にとって、利便性の高い流通モデルを構築しています。実際にBtoB ECサイトを活用している例として、3つのECサイトをご紹介します。

アスクル

アクスルは、少人数のオフィスを主要顧客として、580万アイテムものオフィス用品を販売しています。自社オリジナルのエージェント制度(代理店)を取り入れており、メーカーと小売の共存をしています。


アスクルは「カタログの発送」「注文を受けて配送」、エージェントは「新しい顧客の開拓」「債権の管理」「代金の回収」など、とそれぞれの役割を分担します。役割を分担することで、作業を効率化しているようです。

「個人」「中小企業」「大企業」「大企業グループ」など、規模によって多彩なサービスを展開している点も特徴的です。

ミスミ

ミスミが運営するECサイト「MiSuMi-VONA」は、製造業の生産ラインで必要な精密機械の部品を事業者向けに販売しています。


「短納期」「高品質」「低価格」を実現しており、世界各国で展開してからも「瞬索くん」などの工夫された絞り込み検索により、売上は上昇しています。

ミスミでは、利便性の高いECサイトとグローバルネットワークが事業の基盤を支えています。

モノタロウ

モノタロウは、工具や消耗品などの間接資材を事業者向けに販売しています。さまざまな間接資材を1つのECサイトで購入できる仕組みを作り上げており、日本のAmazonという異名を持つほどの利便性を誇ります。


モノタロウでの発注は、ネジ1本やボルト1個でも当日に出荷し、翌日に配送することが可能です。洗浄剤や溶接工具など、特定の商品を企業向けに従来の価格より3割ほど安い値段で提供しています。



EDI取引からECサイトに移行する企業が多い

EDI取引の場合、企業間の商取引をスムーズにするというメリットがあるものの、取引先もEDIを導入している必要があったり、小回りが利かなかったりといったデメリットもあります。

また、EDI構築費用が高額なこともECサイトへ移行を検討する企業が増えている理由の一つです。


EDI取引からECサイトに移行することで、自社の商品を検索しやすくしたり取引システムのコストを抑えたりすることができます。また、EDIよりも利便性の高い機能を付けるカスタマイズも可能です。


前述したとおり、EDIはISDNの通信網で企業同士をつないでいます。しかしISDNの通信網は、今後廃止されることが発表されているため、これらを踏まえると、EDI取引よりECサイトを利用する企業が増え、主流になるのは当然の流れと言えるのではないでしょうか。


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BtoB-ECサイトは業務効率化・顧客獲得に役立つ

今回の記事では、BtoB ECサイト市場の規模について紹介しました。

EDI取引のデメリットをカバーするBtoB ECサイト市場の規模は、将来的に拡大していく見込みです。また、BtoB ECサイトを利用することで、業務の効率化や新しいユーザーの獲得ができる可能性があり、自社の売上アップにつなげることができます。


ecbeingでは企業間取引向けのBtoBサイト構築の実績も多数あります。もし業務効率化や企業間取引の最大化を目指したいという場合は、ぜひご相談ください。


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※1出典:平成 29 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

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