お客様の声  株式会社 タカラトミー様  

ECシステムを売っておしまいではなく、売ってからもサポートしてもらえるという期待感、安心感がありました。

株式会社 タカラトミー
WEB戦略事業部 通販サイト企画グループ
グループリーダー 中村 駒夫様

タカラトミー様について

多くの人々の「夢」を形にし、「新しい遊びの形」を提供するという企業理念のもと、リカちゃん人形やプラレール、トミカなど、性別や年代を問わず広く愛される商品を提供し続けているタカラトミー様。老舗玩具メーカーとして、「遊び」を通じて多くのことを学ぶ子どもたちが安心して楽しめる商品を開発し、業界をリードしています。また創業90周年を迎えるにあたり、グローバル化を目指し世界市場に積極的に販売網を展開するなど、常に前に向かって進んでおられます。

コーポレートサイト

http://www.takaratomy.co.jp/

ECサイト
公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」

http://takaratomymall.jp/

EC導入の背景

公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」
http://takaratomymall.jp/

− ECサイトリニューアルの経緯をお聞かせください

2006年のタカラとトミーの合併後、ECサイトはタカラが運営していたものを引き継いでいたのですが、2009年には本格的にECに力を入れていくために、タカラトミーとして独自のECサイトを立ち上げました。

力を入れて行けば行くほど、問題も見えてきました。当時最も頭を悩ませていたのは、システムの自由度の低さ、柔軟性の欠如です。当社としてECサイトは自動販売機ではなく顧客コミュニケーションの窓口とも考えていたので、季節に合わせたイベント・キャンペーン等を実施するなどして、常にアイデアを反映できる活きたサイトにすることを心がけていました。しかしながら、イベントの登録はもちろん、レイアウトやサイト表示変更などの柔軟性がありませんでした。ECもお店である以上、自由に変更は行っていきたいと思っていたのですが、実施できないことがストレスになっていました。

そのような中で、2012年10月にはWEB専用商品の企画・販売を行うための新部署が立ち上がりました。その後、2013年4月にはWEB戦略事業部となり、事業として本格的にECへ取り組むこととなったのです。

本格的に取り組むのであれば、課題を抱えた従来のシステムでは将来性がないと考え、新しいシステムの導入を経営陣に働きかけました。かなり強く働きかけたんですよ(笑)。最初はイニシャルコストがかかりますし、投資に見合う効果も考えると経営の判断は慎重にならざるをえなかったのですが、Amazonなどの売上げが伸びていたこともあって、ECに真剣に取り組む姿勢と必要性を認めてくれ、本格始動となったのです。

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採用の決め手

− コンペで最終的にecbeingを選定した決め手は何だったのでしょうか

ECを本格的に開始するべく動き出したのが2013年4月で、コンペは2013年6月です。

ecbeingさんを選択した決め手となったのは、ecbeingさんが「EC支援に特化していた」ことです。ecbeingさんがEC支援に特化しているのであれば、ECに対して深いノウハウを持っているのはもちろん、それがナレッジ化もされていて、なおかつスマホ対応等のトレンドへの対応も確実に実施するだろうし、その対応もスピーディーで安価だろうと思ったのです。

今回の選定においては、予算は非常に限られたものでした。しかし、ECを完全に事業化しようとしている訳ですから、現場としては特にマーケティング面で色々と他社に先駆けてやりたいこともあったのです。そのため、通常ではカスタマイズと言われそうなマーケティング系の機能が標準実装されているパッケージを求めていました。欲張りなことは分かっていましたが、最初に聞いたecbeingさんの説明がすごく印象に残っていたのです。「基本パッケージでもここまでできる」ことを知った衝撃が記憶に残っていて、事実、改めて見てみると思った通りの基本機能の充実度でした。これがEC支援に特化した企業の強さだと思いました。

加えて言えば、営業担当者の方の熱意と誠実さも心に響きました。ECを成功させるという中長期の目標に共に向かっていくパートナーを選ぶという視点に立てば、その相手と信頼関係を築けるかどうかは大きなテーマです。売っておしまい、ではなく、売った後も引き続きサポートしてもらえるというところにも期待感、安心感がありました。付け加えれば、当社のウェブデザイナーが、過去にecbeingを使っていたことも選定の決め手となりました。

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導入時の対応

− プロジェクトが始まってからサイト立ち上げに至る過程でのecbeingの対応はいかがでしたか

株式会社 タカラトミー
WEB戦略事業部 通販サイト企画グループ 運営チーム
チームリーダー 前山 正義様

1つとても印象的なことがありました。我々はサイトのオープンをコンペ終了からわずか2カ月後の9月10日と希望していたのです。当社のようなおもちゃを中心としたサイトはクリスマスシーズンを外せません。そのためにも9月上旬にはリニューアルオープンをしておきたかったのです。

そんな厳しい状況にも関わらず、我々はリニューアルオープンを、どこか他人事のように思ってしまっていたのです。そんな中、お盆明けくらいだったと思いますが、「このままでは9月10日に間に合いませんよ」とはっきり言って下さったのです。それが大きな刺激になり一気に主体的にエンジンをかけていくことができました。それまで、データ移行や在庫管理システムなどは、我々が主体となってやるべき作業にもかかわらず、どこか他人任せだった。そんな感覚が社内にあったために、なかなか進まなかったのですが、なんとしてもやり切ろうという雰囲気になりました。当初の目標通り9月にサイトをオープンできたのは本当に良かったです。ecbeingさんは、経験が豊富ではない私たちをしっかりとリードしてくれました。大変心強かったです。

ecbeingさんには、納期優先ということでクイックプランでお願いしたのですが、クイックだから不十分だということは一切なく、標準機能だけでも満足感は高いです。デザイナーやエンジニアの方からも的確なアドバイスをいただけたので感謝しています。

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導入後の効果

− 新サイトをオープンしてまだ間もないですが、効果のほどはいかがですか。

売上目標は高いレベルに設定してあったのですが、サイトリニューアルでその目標がようやく現実味を帯びてきて、我々も俄然やる気がでてきました。経営陣に強気で掛け合って構築したECシステムが、ようやく本格稼働を開始した今は、いい意味でプレッシャーを感じています。

− リニューアルオープンすることで見えてきた課題はありますか。

このシステムをどう使いこなすことができるかが重要な課題になると考えています。ecbeingでは本当に色々なマーケティングやプロモーション、イベントをしかけることができます。売上・アクセスログの分析機能も充実しています。それを宝の持ち腐れとせずにどれだけ使いこなせるか、ここら辺はecbeingさんのサポートも受けながら究めて行きたいと思います。

その他、やるべきことはたくさんあるので、優先順位の高いものから手を付けていきます。まずは、コーポレートサイトを訪問してくださるお客様を、ECサイトにより多く誘導できる流れを作ること。コーポレートサイトを訪れるお客様は、我々の商品に関心を持って下さっているので、個々の商品にリンクを貼って引き込むようにすれば、売り上げが伸びるのは間違いないでしょう。これを最優先でやるべきだと考えています。

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今後の展望

− 今後の展望についてお聞かせください。

店舗としての楽しさを追求して行きたいと思っています。お店の前を通ったら、つい中を覗いて立ち寄ってしまうような、魅力的な売り場を作っていく必要があります。今は物販だけのサイトですが、ミュージアムやゲーム、アトラクションなどのコンテンツを充実させたいですね。買い物目的がなくとも楽しそうだからつい立ち寄ってしまい、コンテンツを楽しんで、最終的に買い物をしていく、そんなサイトが理想ですね。

また当社には、トミカやプラレール、リカちゃん人形など有力な商品があります。そういった商品をさらに魅力的なコンテンツに磨き上げ、ミュージアムやアトラクションを組み込んだ構成で、子どもも親も世代を超えて楽しめるサイトをご提供したいです。

売上高としては、今年は去年の3倍に、来年は更にその3倍になると見込んでいます。

− ecbeingへの要望があればお願いします。

ecbeingさんにはEC支援に特化したパートナーとして、システムだけではなく、リスティング広告、アフィリエイトなどのWebプロモーションから、アクセス解析、改善プラニング含めて、デジタルマーケティング全般に渡ってアドバイスをお願いできればと思っています。

取材後記

タカラトミー様との出会いは、2012年2月。それからのお付き合いで色々とご相談いただけたことが、最終的にタカラトミー様にもご納得いただける提案を差し上げることにつながったのだと思っています。納期まで2カ月という厳しいスケジュールでしたが、ECサイトを成功させるための「同じチーム」という一体感のもとで作業を進めた結果、2013年9月10日のリニューアルオープンを無事迎えることができました。
サイトはまだオープンしたばかりなので、さらなる成長と発展に向けた取り組みが今後必要になってきます。メーカーEC特有の「価格勝負NG」という制約の中で、モノを売るだけではないプラスアルファの楽しさをどのようなコンテンツ・サービスで提示するのか、またトミカやプラレールなどの高いブランド力、商品力をどう生かしていくのか。私たちのパートナーとしての力量も問われてくると思います。これまでの豊富な実績・経験を元に、魅力的かつユニークなご提案ができるよう、努力を重ねてまいります。

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