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サプライヤーとは?意味を簡単に|ベンダー・メーカーとの違い

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更新日:   公開日:

サプライヤーとは簡単に言うと商品や部品を納める仕入先。意味と言い換え、ベンダー・メーカーとの違い、業界別の例、受発注をWeb化した事例を担当者向けに解説。

サクッと理解!本記事の要点まとめ

サプライヤーとは簡単に言うと何ですか?

サプライヤーとは、簡単に言うと、企業に原材料・部品・商品・サービスを供給する仕入先(供給元)のことです。英語のsupplier(供給する人)が由来で、製造業では部品や原材料を納める企業、小売業では商品を卸すメーカーや卸売業者がサプライヤーにあたります。

サプライヤーの言い換えや日本語は?

仕入先、供給元、納入業者、調達先などと言い換えられます。小売業や卸売業では仕入先、購買・調達部門では調達先や納入業者と呼ぶことが多く、売り手と買い手の両方を含める場合は取引先と言います。

サプライヤーとベンダーの違いは何ですか?

サプライヤーは原材料・部品・商品などを供給する側、ベンダーは製品やサービスを販売する売り手を指す言葉です。IT業界ではシステムや機器を販売・提供する企業をベンダーと呼び、小売業では店舗に商品を納める問屋や卸をベンダーと呼ぶことも多く、その場合はサプライヤーとほぼ同じ意味で使われます。

サプライヤーの対義語は何ですか?

主にバイヤー(買い手)が対義語として使われます。サプライヤーが商品やサービスを供給する側であるのに対し、バイヤーは商品を選んで買い付ける側です。同じ企業でも、仕入れるときはバイヤー、販売するときはサプライヤーの立場になります。

サプライヤーとの受発注をWeb化するには?

BtoB ECで、サプライヤー自身が商品情報の登録、在庫の入力、注文・出荷の処理をWeb上で行えるようにする方法があります。繊維専門商社の株式会社ヤギ様は、自社のBtoB ECに34社(2023年1月時点)のサプライヤーの商品を掲載し、サプライヤーごとに在庫入力や出荷の確認ができる管理画面を設けています。

サプライヤーとは、簡単に言うと、企業に原材料・部品・商品・サービスを供給する「仕入先(供給元)」のことです。

日本語では「仕入先」「供給元」「納入業者」「調達先」などと言い換えられます。同じ会社でも、取引の相手によってサプライヤーにも買い手(バイヤー)にもなります。
本記事では、サプライヤーの意味と言い換え、ベンダー・メーカー・バイヤーなど似た言葉との違い、業界別の例、サプライヤーとの受発注をWebでつなぐ方法を、事例とあわせて解説します。


サプライヤーとの取引をWebでつないだ例(ecbeingの導入事例より)
株式会社ヤギ様
(繊維専門商社)
テキスタイル販売サイト「Fably(ファブリー)」に、自社の商品に加えて34社(2023年1月時点)のサプライヤーの商品を掲載。サプライヤーの商品などを扱う「FablyPlus」では、サプライヤーごとに在庫入力や出荷の確認ができるよう管理画面を分けています。
美容品卸売D社様 エンドユーザーが取引先のディーラーを選んで注文すると、運営会社とディーラーの間の発注が自動で発生するBtoBtoBのWeb発注システムを構築。紙カタログと電話・FAX受注の経費を削減しました。

サプライヤーとの取引は、商品情報の受け渡し、発注、在庫や出荷の確認など、やり取りが多くなりがちです。2社の取り組みは「サプライヤーとの受発注をWebでつなぐ方法と事例」で詳しく紹介しています。


サプライヤーとは?意味を簡単に解説

サプライヤーとは

サプライヤーの意味

サプライヤー(supplier)は、英語で「供給する人・供給者」を意味する言葉です。ビジネスでは、企業活動に必要な原材料・部品・商品・サービスなどを供給する企業のことをサプライヤーと呼びます。サプライヤーという言葉がよく使われる製造業と小売業での例は、次のとおりです。

・製造業
製造業においては、別のメーカーに対して、製品の製造に必要な原材料や資材、部品などを供給する企業がサプライヤーにあたります。
例:部品メーカーAが自動車メーカーBに製造に必要な部品を供給する場合、Aがサプライヤーになる

・小売業
小売店などに対して商品を卸す卸売事業者や、メーカーなどの生産者が、小売業におけるサプライヤーに該当します。
例:自動車メーカーBが製造した自動車を販売店Cに卸した場合、Bがサプライヤーになる

サプライヤーの言い換え・日本語

サプライヤーは、場面によって次のような日本語に言い換えられます。どれも「売る側・供給する側」を指す点は同じですが、使われる場面が少しずつ違います。

言い換え よく使われる場面
仕入先 小売業や卸売業が、商品を仕入れる相手を指すとき。最も一般的な言い換え
供給元 原材料や部品、エネルギーなどを供給する相手を指すとき
納入業者 商品や資材を納める業者を指すとき。官公庁や大企業の購買でよく使われる
調達先 購買・調達部門から見た相手を指すとき
取引先 売り手と買い手の両方を含む広い言葉。サプライヤーだけを指すわけではない

立場によってサプライヤーは変わる

同じ会社でも、取引の相手によってサプライヤーにもバイヤー(買い手)にもなります。先ほどの自動車の例で整理すると、次のようになります。

企業 サプライヤーとしての立場 バイヤー(買い手)としての立場
部品メーカーA 自動車メーカーBに部品を供給する 原材料メーカーから材料を仕入れる
自動車メーカーB 販売店Cに自動車を供給する 部品メーカーAから部品を仕入れる
販売店C (一般消費者に販売する小売店) 自動車メーカーBから自動車を仕入れる

部品メーカーAは部品を「製造」しているのでメーカーでもあり、自動車メーカーBは販売店Cにとってのサプライヤーでもあります。このように、メーカーとサプライヤーははっきりと分けられるものではなく、誰と誰の取引を見ているかで呼び方が変わります。

サプライヤーと似た言葉の違い

サプライヤーと混同しやすい言葉には、「メーカー」「ベンダー」「バイヤー」「ディストリビューター」などがあります。それぞれの意味と、サプライヤーとの違いを表にまとめました。

言葉 意味 サプライヤーとの違い
サプライヤー 原材料・部品・商品・サービスを供給する側 —
メーカー 製品を製造する企業(製造元) 「製造するかどうか」で決まる言葉。部品メーカーは完成品メーカーのサプライヤーでもある
ベンダー 製品やサービスを販売する企業(売り手) 「売り手」を指す言葉で、業界によって指す相手が変わる(下記)
バイヤー 商品を買い付ける担当者・企業(買い手) サプライヤーと反対の立場
ディストリビューター 商品を仕入れて販売店へ流通させる業者 メーカーと販売店の間に立ち、物流や在庫管理を担う
下請け 発注元から製造や作業を請け負う企業 仕事を請け負う関係を指す言葉。サプライヤーは商品やサービスを供給する関係全般を指す
サプライチェーン 原材料の調達から製造・流通・販売を経て消費者に届くまでの流れ全体 サプライヤーは、その流れの中の一つの立場

・ベンダーの使われ方
ベンダーには「販売者」「売り主」という意味があります。IT業界では、システムやソフトウェア、機器を販売・提供する企業を「ITベンダー」と呼びます。また小売業では、スーパーやコンビニなどの店舗に商品を納める問屋・卸売業者を「ベンダー」と呼ぶことも多く、この場合はサプライヤーとほぼ同じ意味で使われます。

・バイヤーの役割
バイヤーは、企業や小売店で商品や原材料を仕入れる担当者や部門のことです。商品の選定や価格交渉、取引条件の決定など、調達活動全般を担います。

・ディストリビューターの役割
ディストリビューターは「流通業者」とも呼ばれ、メーカーやサプライヤーから商品をまとめて仕入れ、複数の小売店や販売店に供給します。物流や在庫管理のほか、販売のサポートを行う場合もあります。

サプライヤーの対義語は?

サプライヤーの対義語としては、主に「バイヤー」が使われます。バイヤーは「買い手」「購入者」を意味し、商品を供給するサプライヤーとは反対の立場です。前述のとおり、同じ企業でも、仕入れるときはバイヤー、販売するときはサプライヤーの立場になります。

業界別のサプライヤーの例

サプライヤーにあたる企業は、業界によって変わります。主な業界の例を表にまとめました。

業界 サプライヤーにあたる企業 例
製造業 原材料メーカー、部品メーカー、素材を扱う商社 部品メーカーAが、自動車メーカーBに部品を供給する
小売業 メーカー、卸売業者(問屋) 食品メーカーEが、スーパーDに加工食品を卸す
食品 農家・畜産業者などの生産者、原材料メーカー 畜産業者Fが、食品メーカーEに原材料を供給する
建設業 建材・設備メーカー、資材商社 資材商社が、工務店や建設会社に建材を納める
旅行業 航空会社・鉄道会社などの運輸業者、ホテル・旅館 旅行会社Aのパッケージツアーに、航空会社Bが座席を、ホテルCが部屋を提供する
IT業界 クラウド基盤・ネットワーク機器・ソフトウェアを提供する企業 IT企業Gのシステムに、H社がクラウド基盤を、I社が業務用ソフトウェアを提供する

工場や事業所で使う工具・消耗品などの間接資材を供給するサプライヤーについては、「MROとは」で解説しています。

サプライヤーとの取引で発生する業務

サプライヤーとの取引で発生する業務

BtoBの取引をECサイトで行う企業が増え、サプライヤーとのやり取りもデジタルに移りつつあります。ここでは、複数のサプライヤーの商品を扱うBtoB ECを運営する企業(以下、EC運営企業)と、サプライヤーの間で発生する主な業務を紹介します。

・商品の発注
EC運営企業は、商品を仕入れるためにサプライヤーへ発注します。サプライヤーごとに指定の発注方法がある場合、複数のサプライヤーから仕入れるほど対応が増えます。また、事前に仕入れて自社で在庫を持つのか、在庫を持たずに注文が入るたびにサプライヤーへ発注し、サプライヤーから購入者へ直接届けてもらう(直送)のかといったルールも決めておく必要があります。発注書の書き方は「発注とは」、海外のサプライヤーへの発注は「POとは」で解説しています。

・商品情報の登録
ECサイトには、商品の概要や特徴、価格などの情報を掲載する必要があります。サプライヤーが情報を用意してEC運営企業に渡し、EC運営企業が登録する流れが一般的です。

・注文・出荷の処理
直送の場合は、EC運営企業から注文情報を受け取ったサプライヤーが、注文と出荷の処理を行います。

・送料・手数料の登録
サプライヤーが出荷する商品と、EC運営企業が自社で出荷する商品とで、送料や手数料が変わることがあります。その場合は、サプライヤーから送料・手数料の情報を受け取り、ECサイトに掲載します。

これらのやり取りをメールや電話、表計算ソフトで行うと、サプライヤーが増えるほど手間と確認漏れが増えます。調達する側(買う側)が使うサイトについては、「産業用部品の調達サイトとは」で解説しています。

サプライヤー自身のBtoB EC活用方法

ここでは、サプライヤーがBtoB ECを活用しながらビジネスを展開する方法をご紹介します。

�@自社のBtoB ECを構築する
サプライヤー企業が自社のBtoB向けECサイトを構築し、そこで製品を販売していく方法です。既存の取引先からの注文をWebで受けて受注業務を効率化する、新しい取引先を開拓して売上拡大を目指すといったように、様々な目的で構築できます。販売店や代理店を通して販売している場合は、その商流を残したままEC化する方法もあります(BtoBtoB機能について)。


BtoB ECとは?の記事
BtoB ECの基本や構築方法について詳しくはこちら
詳細はこちら

�A卸・仕入サイトに出店する
小売店などが商品を仕入れるために使う「卸・仕入サイト」に出店して、商品を販売する方法です。自社でBtoB ECを構築する場合と比べると、システムの運用保守や集客を行う必要がない分、早く安価に販売を始められます。一方で、取引先ごとの価格設定や基幹システムとの連携の自由度は、自社のBtoB ECより低くなります。


卸売業のEC化の記事
自社EC・卸/仕入サイト・Web受発注システムの比較はこちら
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サプライヤーとの受発注をWebでつなぐ方法と事例

複数のサプライヤーの商品を扱う場合は、サプライヤー自身がWeb上で商品の登録や在庫の入力、注文・出荷の処理を行える仕組みにすると、EC運営企業が間に入って転記する手間を減らせます。ここでは、ecbeing BtoBでサプライヤーとの取引をWebでつないだ例を紹介します。

サプライヤーの商品を自社のBtoB ECで販売【株式会社ヤギ様】

繊維専門商社のヤギ様は、2019年にテキスタイル販売サイト「Fably(ファブリー)」をecbeing BtoBで構築しました。まず自社商品の在庫の表示や受注の自動化を進め、次の段階でプラットフォーム化して、自社商品以外に34社(2023年1月時点)のサプライヤーの商品も掲載できるようにしています。

サプライヤーの商品などを扱う「FablyPlus」では、サプライヤーごとに在庫入力や出荷の確認ができるよう管理画面を分けています。さらに英語表示や海外決済を導入し、海外への販路を持たないサプライヤーの海外販売も支援しています。


株式会社ヤギ様の事例
株式会社ヤギ様の事例について詳しくはこちら
記事を読む

繊維業界の原料調達の課題と、ヤギ様の取り組みは「繊維業界の原料調達DX」でも詳しく解説しています。

ディーラーへの発注を自動化したBtoBtoBのWeb発注【美容品卸売D社様】

美容品卸売のD社様は、エンドユーザーが取引のあるディーラー(販売店)を選んで注文すると、運営会社とディーラーの間の発注が自動で発生するBtoBtoBのWeb発注システムを構築しました。エンドユーザーにとっての購入先はこれまでどおりのディーラーで、商品は運営会社から直送されるため、ディーラーは配送の作業や経費を抑えられます。紙カタログと電話・FAX受注にかかっていた経費の削減と、売上の向上につながりました。

ecbeing BtoBの「サプライヤオプション」

ecbeing BtoBのサプライヤオプション

ecbeing BtoBには、サプライヤーとの受発注をWebでつなぐ「サプライヤオプション」があります。これまで仕入先ごとに手作業で行っていた発注業務を、仕入先(サプライヤー)側で操作できるようにして自動化するものです。

サプライヤーには専用の管理画面が用意され、注文・出荷の処理、商品登録、在庫登録、送料・手数料の設定、メールテンプレートの設定をサプライヤー自身で行えます。EC運営企業が間に入る作業が減るため、注文から出荷までのリードタイムの短縮につながります。

サプライヤーに求められるセキュリティ

取引先の弱いところを入口にして、本命の企業を狙う「サプライチェーン攻撃」が増えています。IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威 2026」の組織編では、「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」が2位に挙げられています。そのため、サプライヤーは取引先から、自社のセキュリティ対策の状況を説明するよう求められる場面が増えています。経済産業省も、サプライチェーンを構成する企業の対策の水準を示す「SCS評価制度」の準備を進めています。

取引先と受発注のデータをやり取りするBtoB ECにも、同じことが求められます。ヤギ様も、システムを選ぶときに「一番求めていたのはセキュリティと信頼度・実績でした」と話しています。

■ ecbeing BtoBのセキュリティ体制
ecbeing BtoBは、ecbeingが自社で運用するEC専用インフラで提供しています。2005年からISMS認証(登録番号IS97670)を取得し、NIST CSF 2.0に基づく運用・監査、自社と外部のSOCによる24時間365日の監視、定期・緊急の脆弱性対応、第三者機関による定期的なセキュリティ診断を行っています。社内の操作は「ESS REC」で記録し、専門の部隊がWAFの運用やログの分析を担当しています。
詳しくは「ecbeingの強固なセキュリティ対策」をご覧ください。

まとめ

サプライヤーとは、簡単に言うと、企業に原材料・部品・商品・サービスを供給する仕入先(供給元)のことです。仕入先・供給元・納入業者・調達先などと言い換えられ、同じ企業でも取引の相手によってサプライヤーにもバイヤーにもなります。

サプライヤーとの取引では、発注・商品情報・在庫・出荷のやり取りが多く発生します。取り扱うサプライヤーが増えてきたら、サプライヤー自身がWeb上で登録や処理を行える仕組みにすることで、手間と確認漏れを減らせます。あわせて、取引先に説明できるセキュリティ体制かどうかも確認しておきましょう。




ecbeing

この記事の監修者

株式会社ecbeing
塩見 駿介
ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」・BtoB専用ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing BtoB」をご導入いただいている企業のへの取材を通じて得た知識をもとに、EC構築・運用するうえで役に立つ情報や最新トレンド情報を発信。
  

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