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    株式会社シュゼットがECリニューアルによってCVR前年比106%達成!
    スマート予約サービスの展開により、お客様の利便性向上と店舗との関係強化を実現

株式会社シュゼットがECリニューアルによってCVR前年比106%達成!
スマート予約サービスの展開により、お客様の利便性向上と店舗との関係強化を実現

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公開日:

百貨店を中心に4ブランド・約150 店舗を展開している株式会社シュゼット・ホールディングス は、「たったひとつのお菓子から、心ときめくシーンを演出する。」 「永遠なるお菓子文化を築き、うるおいある世界を創造する。」という企業理念のもと、手作りにこだわったお菓子で世界中の人々に幸せや驚きを届け続けています。そんな株式会社シュゼットとecbeingは2014年からお付き合いがあり、この度2022年1月にリニューアルオープンした「シュゼットオンラインショップ」においてもecbeingのシステムをご採用いただきました。
今回はシュゼットオンラインショップのリニューアルに携わったダイレクト・マーケティング部の下橋隼人氏に、リニューアルの背景や生まれ変わったサイトの特徴、そして今後の展望についてお伺いしました。

株式会社シュゼット ダイレクト・マーケティング部 下橋 隼人 氏

百貨店を中心に4ブランド・約150 店舗を展開している株式会社シュゼット・ホールディングス は、「たったひとつのお菓子から、心ときめくシーンを演出する。」 「永遠なるお菓子文化を築き、うるおいある世界を創造する。」という企業理念のもと、手作りにこだわったお菓子で世界中の人々に幸せや驚きを届け続けています。そんな株式会社シュゼットとecbeingは2014年からお付き合いがあり、この度2022年1月にリニューアルオープンした「シュゼットオンラインショップ」においてもecbeingのシステムをご採用いただきました。
今回はシュゼットオンラインショップのリニューアルに携わったダイレクト・マーケティング部の下橋隼人氏に、リニューアルの背景や生まれ変わったサイトの特徴、そして今後の展望についてお伺いしました。

株式会社シュゼット 基本情報

<社名>
株式会社シュゼット
<創業>
1969年1月18日
※株式会社アンリ・シャルパンティエとして創業
<本社所在地>
〒662-0927
兵庫県西宮市久保町5-16 ハーバースタジオ43南館
<事業内容>
菓子・パン類の製造・販売ならびに喫茶、左記に関する付帯業務

従来のECサイトの良い部分を活かしたリニューアル

――ECサイトのリニューアルを検討することになった背景と目的について教えてください。

下橋氏:前回のECサイトのリニューアルは今から7〜8年ほど前でした。年月が経過したことによりお客様のニーズが変わり、普段お客様が使い慣れている大手のモールなどの使用性に近づけるためにリニューアルを検討し始めました。もともとECサイトは3〜5年ほどでリニューアルするのが一般的だと思いますので、タイミング的にもそろそろかなという考えもありました。
リニューアルにあたっての大きな目的の一つがお客様の商品購入導線をシンプルにすることでした。これまでのECサイトには注文完了までの画面遷移が多いという課題があり、リニューアル後は注文完了までの画面遷移の回数が少ないECサイトにしたいと考えていました。

また、もう一つの目的としてサイトデザインを変えたいという目的もありました。アクセスの80%以上がスマートフォンからのアクセスになっていましたが、デザインのスマートフォン最適化ができていなかったので、今回のリニューアルでレスポンシブデザインに変えることにしました。

――ecbeingを選定された理由を教えてください。

下橋氏:今回のリニューアルのコンセプトは「従来のECサイトの良い部分は活かしつつ、さらに良いサイトにしていきたい」ということでした。
ecbeingさんには従来のサイトを構築していただいた際にギフト対応の部分をカスタマイズしていただいており、そこが当社のECサイトの良い部分でもあったので、従来のサイトを活かすのであれば他社製品ではなく ecbeingさんのパッケージをバージョンアップしてリニューアルすることが最適であるという結論に至りました。

――ギフト機能を強化されているのには何か理由があるのでしょうか?

下橋氏:弊社は実店舗のほとんどを百貨店の中で運営していますので、売上の8割ほどがお祝いなどの贈り物です。このように弊社商品はギフトとしてのニーズが非常に高いので、できる限りお客様の期待に応えるためにギフト機能を強化しています。当初は注文時の備考欄に要望を記載してもらいながら対応することも考えていたのですが、お客様に選択肢を与え、商品イメージを見ながらラッピング方法を選んでいただく方がユーザービリティ的に良いと考えてギフト機能を強化することにしました。

購入導線がシンプルになり業務工数も削減

――商品の購入導線がシンプルになったことで得られたメリットを教えてください。

下橋氏:お客様に関して言えば、クリック数・画面推移が減ったことで注文完了のゴールに至るまでの手間が削減されているという点になります。
また運営側としては、画面推移の数が減ったということで、お客様からのお問い合わせがあった際に、問題が発生している箇所を特定しやすくなったので、問題解決に向けての手間と工数を減らすことができたのはメリットの1つかと思っています。画面遷移の回数は3分の2ほどに改善されています。

ブランドごとのデザインや独自性を崩さないサイトの見せ方の工夫

――デザイン面では一つのECサイト内に三つのブランド(アンリ・シャルパンティエ、シーキューブ、カサネオ)を掲載しておりますが、その理由を教えてください。

下橋氏:お客様にとって一つのカート内で複数のブランドの商品を同時に購入できることがメリットになると思いましたので、この形を採用しています。

――ブランドごとに推していきたいポイントが異なると思うのですが、ブランドごとのページを作る上での工夫はありますでしょうか?

下橋氏:それぞれのブランドカラーのレギュレーションや、ブランドの独自性はできるだけ崩さないということを考えながら構築しました。独自色が出すぎると、逆に今度はサイトに違いが出てきてしまいかえって使いづらくなってしまうので、ナビの部分などは共通の作りにしてデザインだけを少し違った見せ方にすることは意識しました。

リニューアル時に初実装した「スマート予約」とは?

――ECサイトで予約した商品を指定の店舗で受け取れる「スマート予約」というサービスもリニューアルを機にスタートされましたが、このサービスを展開することになった背景や目的を教えてください。

下橋氏:ECサイトと言うとほとんどの方が注文して商品を自宅に届けてもらう「通信販売」のイメージをされるかと思いますが、欧米におけるECサイトの注文の3〜4割程度が「BOPIS(ボピス)」と呼ばれるECサイト上で注文して実店舗で商品をピックアップする仕組みだそうです。コロナ禍で日本のEC化率もかなり上がっている中で今後BOPISもどんどん増えていくだろうと考えておりますので、先行してそのサービスを導入したいという気持ちがありました。

また、弊社売上の9割以上は実店舗になっており、中でも百貨店での売り上げが最も大きいです。このスマート予約を推進して、実店舗のお客様にも使いやすい環境にするだけではなく、百貨店との関係を強化していしていくという目的もあります。

リニューアルで前年対比の106%のCVRと業務効率化を実現

――今回のリニューアルにおいて苦労したことを教えてください。

下橋氏:ECサイトに関して、これまでは基本的に通販で買い物をされる方だけに目を向けておけば良かったのですが、スマート予約を導入したことで実店舗のお客様にも目を向ける必要がでてきました。ECサイトと実店舗は似ているようで全然似ていないということで、案内する内容も違うためその辺りも考えながら進めていかなければいけないということは非常に大変でした。

――リニューアル後の効果はいかがでしょうか?

下橋氏:まずコスト面に関しては、これまではPC・スマートフォンそれぞれのデザイン・ソースを用意しなければいけなかったのですが、レスポンシブデザインにしたことで単純に一つだけ用意すれば済むことになったので大幅に業務を減らすことができるようになりました。商品画像についても掲載数は多いですが パターン化することで効率化でき、 これらによって運用効率が2倍以上になりました。

またリニューアルに際して、社内でコンバージョンレート(CVR)のKPIを設定しました。リニューアル直後は少し苦戦をしてしまったのですが、3月〜5月は前年の同時期と比較すると106%のCVRを記録することができました。

――リニューアルに際しての弊社スタッフの対応はいかがでしたでしょうか?

下橋氏:弊社側でスケジュール面に関してかなり無理を言ってしまったと思っています。しかし、その中で詰め込める部分は詰めていただきながら非常に柔軟なご対応をしていただいたので、当初の予定通りにローンチができたと思っています。また、途中からWEBデザインの担当者にもお手伝いいただくなど、スタッフ総動員でご対応いただきながら助けていただいたのでとてもありがたかったです。

お客様が使いやすいサービスが充実したサイトに

――今後取り組んでいきたい構想など、今後の展望について教えてください。

下橋氏:ECのリニューアルに関しては第3フェーズくらいまで考えており、現時点では第1フェーズが終わった段階です。今後は、よりお客様が使いやすいサイトにしていけるように決済周りなど、とにかくサービスの充実を図っていきたいと考えております。

また、弊社は楽天やYahoo!といったモールサイトでもサービスを展開していますが、 自社サイトをご利用いただいておりますお客様には、楽天やYahoo!にはない、自社ECサイトでしか得ることができない利益を提供していきたいと思います。

――最後に、ecbeingのシステムの導入を検討されている方に向けて、メッセージをいただけますでしょうか?

下橋氏:ecbeingさんの良いところは、やはりサポート面が充実しているところです。また、システム自体がとても安定しているところも良いところの一つです。そのため、ECを構築するどのフェーズにおいてもお任せすることができますので安心して進めることができました。



――
株式会社シュゼット
ダイレクト・マーケティング部
下橋 隼人 氏


株式会社シュゼットの公式ECサイトはこちら


●取材・文:大川 智暉




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