ECサイトやWebサイトのコンテンツマーケティングとは

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近年多くのECサイトやWebサイトで人気が高まっているマーケティング手法といえばコンテンツマーケティングです。テキストや写真、動画などWeb上でコンテンツを発信するものもあれば、紙媒体の雑誌やセミナーなどリアルの世界でもコンテンツを使ったマーケティングを行っているところが多数見られます。

コンテンツマーケティングを行うメリットは果たしてどんなところにあるのでしょうか。今回はコンテンツマーケティングの重要性や様々な方法、成功事例などをご紹介します。

そもそもコンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとはユーザーにとって価値のある情報や興味を持ってもらえるようなコンテンツを発信し、ユーザーの囲い込みを強化するマーケティングのことを指します。

コンテンツにはブログ記事やブランド雑誌の発行、商品に関わるクイズやライフスタイル提案型の記事など様々な種類があります。

コンテンツマーケティングを行うメリットは新規顧客獲得と既存顧客囲い込みの2つが挙げられます。

コンテンツマーケティングが新規顧客獲得を促進する理由には、押し付けがましい広告手法に変わって顧客がコンテンツに興味を持って自ら訪問してくれるという新しい集客手法として注目を集めていることや、Googleの評価がコンテンツの質重視になったことが挙げられます。

特にGoogleの評価がコンテンツの質重視になったことでただキーワードをがむしゃらにサイト内に入れているだけでは不十分となり、いかに自社商品やサービスに関連付けてコンテンツを充実させるかというのが上位表示の鉄則となりました。

またコンテンツマーケティングによる既存顧客囲い込みに関しては、ファン層に自らのブランドや商品・サービスの魅力について実際に読んだり感じたりしてもらえることでファン層をより一層強化できるという利点があります。

定番から最新手法まで!コンテンツマーケティングの方法とは?

コンテンツマーケティングは広告手法よりコストも抑えられて、一旦作ると積み重なってECサイトの資産にもなるので今熱いマーケティング手法としてさらに注目を集めています。

コンテンツマーケティングには楽しむためのコンテンツ、感動するコンテンツ、有益なコンテンツ、説得力のあるコンテンツの4つのカテゴリーがあります。

自社ECサイトやWebサイトで取り揃える商品やサービスがどのカテゴリーで力を発揮するのか、またターゲット層がどのような情報を求めているのかを踏まえてコンテンツを作成することが大切です。

定番のコンテンツマーケティング方法

コンテンツマーケティングの歴史を紐解くと実は1895年頃まで遡ります。90年代までコンテンツマーケティングの主な手法といえば様々なブランドが発行する雑誌でした。

コンテンツマーケティングの先駆者であるアメリカの農機具メーカーThe Furrowは、自社が発行する雑誌で最新技術やノウハウ提供など農業全般に関する情報を発信することで顧客からの支持を得ていました。

現代では紙媒体だけではなくWeb上のテキストフォーマットでキーワードを組み込みながら作成するコンテンツが定番となっています。特に定番のコンテンツマーケティングはブログを活用してテキストや写真、動画などとともにノウハウや気になる情報を発信することです。

ブログを活用して大成功した代表的な例が、かまぼこを販売する『鈴廣ブログ』でしょう。鈴廣ブログでは「かまぼこ“おいしさアップ”の切り方」や「年末年始の家族や友人が集まるパーティーシーンにおすすめのレシピ」などかまぼこという切り口から、見込み顧客にかまぼこのさらなる可能性の広がりを提案しています。

最新のコンテンツマーケティング事情

近年はYouTubeやFacebookなどの媒体の成長につれてさらにコンテンツマーケティングの手法は広がりつつあります。

そのひとつが動画を使ったコンテンツマーケティング方法です。日本国内における動画のシェア率は2017年には前年比44%も伸びており、今後も動画コンテンツの重要性が注目されるのは必至です。

掃除機を販売するDirt Devilの動画コンテンツ「The Exorcist」はYouTubeで400万回も再生されている人気動画のひとつです。題名通りホラーを思わせる怖い場面からスタートし、女性が天井に持ち上がって叫び声をあげるところでホラーの頂点に至りますが、実は上の階でかけていた掃除機に吸い込まれていただけというオチが話題になりました。

1分半ほどの短い動画なのですがなんとこの動画だけで約48億円もの収益効果をあげたと言われています。

コンテンツマーケティングは得意分野を活かせば簡単に参入できる!

コンテンツマーケティングができるECサイトは限られているわけではありません。鈴廣ブログの例でもあったように、一見広がりが難しそうな商品やサービスでもその企業の経験やノウハウなどを活かせば様々なコンテンツを作って新規顧客・既存顧客ともにアピールすることが可能です。

例えば運用サービスやコンサルを行っているところであればセミナーやレポート提供などでコンテンツマーケティングを行うことはできますし、アパレルのECサイトであればコーディネート術やデザイナーへのインタビューなどでコンテンツを作成しているところは多数あります。

エナジードリンクで有名なレッドブルは世界各国で広大な自然を背景にした無謀なチャレンジに投資して動画コンテンツを作成しており、直接的に商品とコンテンツが繋がらなくても視聴者にレッドブルのインパクトを与えることに繋がっています。

コンテンツマーケティングに大切なのは自社ブランドや商品・サービスを活かして新たなコンテンツアイデアを思いつくことです。

同じ業界の競合のサイトや人気のコンテンツをチェックしてどのようなコンテンツを作成すればいいのかを考えてみましょう。

次回はSEOを意識したコンテンツマーケティングの事例をお伝えいたします。

【参考】ecbeingパッケージのECサイト構築事例


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