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EC初心者向け!ECサイトの作り方をご紹介【手順・作成・費用・運用まで徹底解説】

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コロナの影響もあり、今までEC(ネットショップ・オンラインショップ)をやってこなかった方が新しく取り組もうとしている傾向が世の中の動きの一つとして見えています。
そういった、これからECを作成する初心者の方に向けて、手順や運用、費用についてなど解説します。

近年、EC市場が盛り上がりを見せている中、食品業界におけるECの浸透率にはまだまだ課題があります。
今回は食品業界の市場状況から課題・メリット・事例をご紹介します。


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ECとは?基礎知識と仕組み

そもそもECとは電子商取引と訳され、インターネット上でモノやサービスを売買すること全般を指します。
ネットショップを利用する人の割合は年々増加しています。特に2020年から新型コロナ感染拡大の影響もあり、買い物のための外出を控える人が増えたこと、小売店や飲食店が時短営業や営業自粛に踏み切ったことによりネットショッピングの利用が急増したことが要因として挙げられます。
総務省が毎月行っている「家計消費状況調査」では、2020年5月には、ネットショッピング利用世帯が、同調査でネットショッピングを調査対象にした2002年以降初めて、全体の50%を突破、2021年5月には52.1%に達しています。

出典:総務省「家計消費状況調査ネットショッピングの状況について」(2021年(令和3年)5月分結果)

消費者からの需要が高まるにつれ、個人や企業のネットショップへの新規参入も続々とオープンしている状況です。

自社ECとモール型ECの違い

前段のように、現在EC・ネットショップの需要は高まっている中で、初めてECを作る方法としては大きく2つに分かれます。
一つはECを立ち上げる企業や個人が独自にドメインを取得して作成する「自社EC」。もう一つは複数のショップが出店している「モール型EC」です。
モール型ECは、「楽天」や「Amazon」を想像するとイメージしやすいと思いますが、出店費用を支払うことで誰でも簡易的にショップを開くことができます。もちろん、商品画像やサイトのデザインなど用意すべきことはありますが、ネットショップを作成した後に苦労する集客面は若干楽になる部分もあります。
「自社EC」ですと、ある程度自由が利く代わりにすべて自分で作らなければなりません。集客対策に対しても同様です。「モール型EC」ならば、例えば「楽天」で言うと、楽天自体の知名度だけで流入はすでにモール内に確保できています。なのでそこからの誘導施策を行うことで自分のショップに人を呼び込むことができます。
ただし、ある程度フォーマットやルールが決まっているため、何か訴求やデザインをするのにも上限はあります。

その点「自社EC」は、モール型ECよりも制約が少なくECサイトを作ることができます。
ただし、作る上でもいくつか手段が分かれます。
大きく「フルスクラッチ」「ASP」「パッケージ」「オープンソース」「クラウドEC」があります。
厳密に言うと「ASP」はBase等の「無料ASP」とmakeshop等の「有料ASP」、クラウドはshopify等の「海外クラウド」とエビスマート等の「国内クラウド」に分かれます。
これらの詳細な説明に関しては、下記ページよりご覧ください。

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ECサイトで何をやりたいか?予算は?運営する担当者の人数やECへの理解度は?など、企業や個人の環境や状況によって、どの手段を選択すべきかが決まってきます。
もちろんいきなり、月1000万円稼げるECサイトを作るためにいろんなことができるシステムを採用したいという方もいらっしゃると思いますが、よほどの戦略やECに対する知見がない限り難しいです。

初心者で0からECを始めたい、企業であれば上司に指示されとりあえずECを立ち上げたいという方は、まず現状の把握、目的、目標、立ち上げた後の戦略、中長期的な計画をイメージしどのシステムを利用するか検討する必要があります。
例えば最初は機能に上限があるが費用の安い「ASP」を利用して、数年後機能を拡張するために「パッケージ」に乗り換えるなど先々を見据えることが必要です。

個人と企業でのECサイトの作り方の違い

そもそも個人と企業ではECサイトの規模に差が出ます。個人でECサイトを作成・運営するのには、例え技術や戦略、知見があったとしても一人でやっている以上、予算、工数に限界があります。
そのため、モール出店や小規模ECにせざる負えないことが言えます。
企業であれば、ある程度の投資ができる予算もあり、必要に応じて人材の採用もできます。また個人と企業ではECサイトの目的がそもそも異なるため中規模・大規模のECサイトが求められます。

個人のECサイトの作り方

個人で自社ECを作る手段としては、「ASP」「オープンソース」が上げられます。
費用が比較的抑えられ、「ASP」であればフォーマットが決まっているので手順に従って進めていけば公開自体はスピード感を持って進められるため工数も比較的抑えられます。
それぞれの特長を紹介すると、

  • ASP
    ・システム例:BASE、Makeshop、futureshopなど
    ・コスト:0〜月額数万円
    ・導入期間:最短1時間
    ・拡張性:決められた範囲のテンプレート
  • オープンソース
    ・システム例:EC-CUBEなど
    ・コスト:0円(別途サーバー費用が発生する程度。)
    ・導入期間:最短数日
    ・拡張性:デザインは自由

になります。
補足すると、近年無料ASPもあり初期・月額費用が0円でECを立ち上げることができますが、実際は決済手数料が必要になったりします。
また、デザイン面ではHTML等の知識に精通していなくても、テンプレートがあるためそこまで難しくはありません。

逆にオープンソースは基本的に費用もかからず、サーバー費用のみになります。デザインも自由にできますが、構築するにあたり知識が必要になります。
「ASP」とは違い、自由にできる分、自分で設定や構築しなければならない部分もあります。
またオープンソースの場合、ソースが開示されたシステムのためセキュリティに懸念が多いです。

どちらにもメリットとデメリットがあるため、どっちがいいのか?という答えはありません。中長期的に見た時に、工数と予算のバランスがいいものを選択すると次のステップにも進みやすいです。

企業のECサイトの作り方

中規模・大規模に向いているECシステムとしては「ASP」「オープンソース」に加え、「パッケージ」「クラウドEC」「フルスクラッチ」が上げられます。
それぞれの特長を紹介すると、

  • フルスクラッチ
    ・コスト:初期数千万円以上 月額数十万円以上
    ・導入期間:数ヶ月
    ・拡張性:自由度が高い
  • パッケージ
    ・システム例:ecbeing、コマース21など
    ・コスト:初期数百万円〜数千万円 月額十万円以上
    ・導入期間:数ヶ月
    ・拡張性:自由度が高い
  • クラウドEC
    ・システム例:エビスマート、shopifyなど
    ・コスト:初期0円〜数百万円 月額十万円以上
    ・導入期間:数ヶ月
    ・拡張性:自由度が高い(一部制限あり)

になります。
「ASP」や「オープンソース」と比べると導入にも時間がかかりますし、費用も桁が違います。
パッと箇条書きにすると、正直そこまで差もなく違いが分かりにくいですが、やはりメリットとデメリットがあります。

まずフルスクラッチに関しては、0から作るため基本的にもっとも自由度が高く構築できるECシステムです。
ただし、その分費用は高く、専用に作ったECサイトなので自動バージョンアップという概念もありません。そのため構築後に新しく機能を追加するとなると追加カスタマイズが発生します。

パッケージは、フルスクラッチほど自由度こそありませんが、拡張性も高く、フルスクラッチよりも予算を抑えて構築することができます。
ただ、フルスクラッチ同様自動バージョンアップできないので、いつかはシステムも古くなりますがシステムによっては追加カスタマイズで拡張することもできます。

クラウドECに関しては、システムの種類によっても一概には言えませんが自動バージョンアップがされるため基本的には時代に合ったシステムを使用することができます。
ただ、費用はパッケージと同じ程度にはかかりますし、機能面でもできることとできないことがあります。

企業でももちろん、ASPやオープンソースで構築したECサイトを利用している場合が多いです。
ただ、より売り上げを伸ばしていくにあたり、やりたいことも増えますし、それに伴い機能も必要になってきます。
その時に費用をかけて、機能性・拡張性に特化したシステムに載せ替えるというやり方もできるため、今の自分の立ち位置を明確にしてECサイトを作ることが必要になります。

ECを運営するための最低限必要なこと

ここまで紹介したのは、あくまでも初心者に向けたECサイトを作るためのシステム選びの仕方です。
システムの選び方は、最低限、目的と計画性を持って身の丈に合ったシステムを選ぶことが必要です。

システムを選んだ後には、実際に商品画像の撮影、訴求検討、動線設計、どんなページが必要で、どんな切り口で流入を強化するのかなど、実際に手を動かすことや考えなければならないことが山のようにあります。
そのため、ECサイトを作って終わりなのではなく、やっとスタートラインに立ったという意識を持つことが大事です。運営の体制や、中長期的な目標を定め目的をもったEC運営を心がけましょう。

そういった、ECの構築や運営に関する記事を初心者向けにまとめておりますのでぜひ合わせてご覧ください。

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